R06年度 測量士補試験 No9(基準点測量) 解答
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<No9:基準点測量:解答>
 
  GNSS測量機を用いた基準点測量の誤差に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

 1. 正しい。マルチパスのことである。金属製品や高層建築物などがある場合は、それが原因となる。

 2. 正しい。同じ衛星について、2点間の位相差を取ることにより、衛星時計誤差が消去された一重位相差を求めることができる。異なる衛星間で得られた一重位相差の結果に対する差分を求めることにより、受信機の時計誤差が消去される。

 3. 正しい。PCVとは、問題文のようにGNSS電波の入射角に応じて、アンテナでの受信位置が変化することをいう。このズレの量を補正することにより1点で観測した状態にすることをPCV補正という。PCV補正は同一機種のアンテナを使用する場合には考慮する必要はないが、多機種のアンテナや電子基準点を使用する場合には必要である。

 4. 正しい。セミ・ダイナミック補正は、測量成果を改定せずに既存の測量成果と観測結果の間に生じる地殻変動のひずみの影響を補正する。

 5. 間違い。2周波で基線解析を行うことにより軽減できるのは、電離層遅延誤差である。対流圏遅延誤差は、基線解析ソフトに設定されているデフォルト値を用いて気象補正が行われる。


 よって、明らかに間違っている文章は、5.となる。

解答: 5

参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB  c Matsubara.P.O