R06年度 測量士補試験 No21(地図編集) 解答
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<No21:地図編集:解答>
 地形図の読図に関する問題である。正答を得るためには直定規(目盛付)が必要である。

 ① 地形図中の税務署、保健所、裁判所の位置を確定する。
 

 ② 比例計算により裁判所の経緯度を求める。
 直定規で裁判所、税務署、保健所の位置を測ると次のようになる。
 (問題文の印刷状態によって異なる場合があります。)


 税務署と保健所の間隔を直定規で測ると経度方向に112㎜、緯度方向に28㎜。問題文より経緯度の差は、経度63″(1′03″)、緯度14″である。
 裁判所は、税務署から直定規で測ると、経度方向に14㎜、緯度方向に66㎜となる。


 そこで、税務署を基準として保健所の経緯度の差を緯度x、経度yとすれば、次のような比例式が成り立つ。


 税務署の緯度から前記のxを引き、経度に前記のyを足せばつぎのようになる。
 ※税務署から見て、裁判所は南東の方向にあるため。

 裁判所の経緯度は
 北緯 26°12′38″-07″= 26°12′31″、東経127°40′35”+ 37″= 127°41′12″
 となる。

 よって、もっとも近いものは 4.となる。

解答: 4

参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB  c Matsubara.P.O