R06年度 測量士補試験 No11(水準測量) 解答
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<No11:水準測量:解答>
 
 レベルを用いた水準測量の観測作業の注意事項に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

 1. 間違い。標尺の零点誤差(目盛誤差)を消去するため、往路と復路の標尺は交換する。

 2. 正しい。観測作業に作為がないことを明確にするため、訂正してはならない。

 3. 正しい。視準軸誤差、球差を消去するため、視準距離を等しくする。

 4. 正しい。適宜固定点を設けて往復観測に共通して使用することにより、観測値の点検が行える。

 5. 正しい。1級水準測量で電子レベルを使用する場合、標尺の読定方法は問題文の通りである。気泡管レベル(チルチングレベル)、自動レベルを用いる場合は、後視小目盛→前視小目盛→前視大目盛→後視大目盛の順である。

よって、明らかに間違っている文章は、1.となる。

解答: 1

参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB  c Matsubara.P.O