<No9:基準点測量:解答>
GNSS測量の誤差に関する問題である。問題文の ア ~ エ に語句を当てはめると次のようになる。
ア:電離層遅延誤差:
電離層遅延誤差とは、電離層をGNSS衛星からの電波が通過する場合に屈折し、アンテナへの到達時間が変化する誤差である。電離層の影響は10㎞以上の基線と言われ、これを消去(軽減)するためにGNSS衛星は、L1とL2の2つの電波を発信している。このため、2周波を受信できるGNSS測量機(1級GNSS測量機)が必要となる。
イ:対流圏遅延誤差:
対流圏(地上~10㎞程度の大気の層)をGNSS衛星からの電波が通過する際に生じる速度遅延による誤差。基線解析ソフトに設定されているデフォルト値を用いて気象補正が行われる。
※成層圏は、対流圏の上部にある層でありその外側に電離層(中間圏と熱圏にまたがる層)がある。
ウ:ネットワーク型RTK:
周囲にある電子基準点データを各遅延誤差について処理(補正)しているため、観測に必要な精度を確保している。
エ:マルチパス:
衛星からの電波を直接受信するのものと、周囲の構造物などに反射して受信するその両方を受信するために起る誤差である。
よって、正しい語句の組合せは、1となる。
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解答: 1 |
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