＜No20：写真測量：解答＞
航空レーザ測量に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。
1. 正しい。航空レーザ測量はレーザ測距装置により地上を左右にスキャンしながら、地表からの反射時間により航空機と地上との距離を決定して地上の三次元座標を求める測量方法である。パルスとはレーザ測距装置から放たれる電波であり、細かい時間間隔で点滅をくり返すレーザを言う。
2. 正しい。航空機からレーザを照射して計測を行うため、天候条件に左右される。特に雨や雪、濃霧、雲の上では計測が困難である。
3. 間違い。対地高度が高くなるということは、レーザ照射装置の位置が地表面から離れることである。レーザは放射状に放たれるため、取得点間距離は広がり長くなる。
4. 正しい。航空レーザ用数値写真はレーザ計測と同時に撮影された、空中から地上を撮影した画像データで、レーザ計測結果の点検に用いられる。
5. 正しい。航空レーザ測量で計測されたデータには、建物や植生などレーザを反射させるものの高さも含まれている。地表面以外のデータを取除く作業（フィルタリング）を行い地表面のグラウンドデータ（三次元座標データ）になる。
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| 解答： ３ |
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