H19年度 土地家屋調査士 試験 午後 No11
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 後記の観測記録は、後記見取図内の四角形K1K4の土地を観測した結果である。この結果に基づき、次の(1)から(3)までの問に答えなさい。なお、関数の値が必要な場合には、末尾の関数表によりなさい。また、座標値、面積は、計算結果の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までとして答えなさい。

(1)観測記録中、アからオまでの欄に当てはまる数値を答えなさい。

(2)点K3を通り、四角形K1K4の面積を二等分する辺K1K4上の点P1の座標値を求めなさい。なお、その計算過程も明らかにすること。

(3)四角形K1K2K3P及び三角形K3PK4について、縮尺250分の1で図面を作成しなさい。なお、図面には、縮尺、方位、点名を記入すること。

 

< 観測記録 >

器械点

視準点

観測角

方向角(θ)

距離(m)

cosθ

sinθ

座標値

点名

X(m)

Y(m)

1

2

0°0000

93°0000

1

0.00

0.00

1

1

191°0000

12.48

(略)

1

(略)

(略)

1

2

223°0000

(略)

18.32

(略)

2

(略)

(略)

1

3

290°0000

(略)

25.87

(略)

(略)

3

1

4

(略)

(略)

(略)

(略)

(略)

4

0.86

16.53

(注)北の方向は、X軸方向に一致する。




11問 (1)<解答例>

 

(ア)

284°00′00″

(イ)

−0.97030

(ウ)

+0.71934

(エ)

23.81

(オ)

10.11

参考(観測記録)

器械点

視準点

観測角

方向角

距離

cosθ

sinθ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

T1

T2

0-00-00

93-00-00

 

 

 

T1

0.00

0.00

T1

K1

191-00-00

284-00-00

12.48

0.24192

-0.97030

K1

3.02

-12.11

T1

K2

223-00-00

316-00-00

18.32

0.71934

-0.69466

K2

13.18

-12.73

T1

K3

290-00-00

23-00-00

25.87

0.92050

0.39073

K3

23.81

10.11

T1

K4

354-02-00

87-02-00

16.55

0.05175

0.99866

K4

0.86

16.53


例年からみると記述問題である本問は昨今の午前問題と違い受験者を不合格にしようという意地悪なものではないことがわかる。

提示された「観測記録」のうち『(略)』と記載された部分は緑字の数値が、解答には赤字の数値が入る。

放射トラバース、あるいは「から笠トラバース」と呼ばれる測量方法であって、過年度のような誤差の補正や分配という面倒な部分は全くない。

また、法律的にも技術的にも測量を知らなくては答解できないというものでもない。

これは平成17年度から午後試験及第受験者が翌年以降も受験しようとするとき午後試験が以降免除になるための措置であろうと思われる。逆に言うと午前記述問題に測量関連要素の難易度が上がる可能性がある。



11問 (2)<解答例>

 

点P1の座標値

X座標

Y座標

2.34

3.10

(2)の計算過程

 

※ 垂線の算出

 

K4K1 28.721m 274-18-47 ・・・ ハイフンは度分秒を表す

K3K4 23.831m 344-22-18 

K1K4線上にK3への垂線長を求めるための要素なのでここは結果だけでよい)

K3K4K1=(344-22-18)−(274-18-47)=70-3-31

 

垂線長 :sin70-3-31×23.831m22.402m

底辺長 :441.032922.402m(÷2×2)=19.687m

 

※ 面積計算

 

Xi

Yi

Yn+1Yn-1

Xi (Yn+1Yn-1)

K1

3.02

-12.11

12.7316.53=−29.26

88.3658

K2

13.18

-12.73

10.11(12.11)=+22.22

292.8596

K3

23.81

10.11

16.53(12.73)=+29.26

696.6806

K4

0.86

16.53

-12.1110.11= −22.22

19.1092

 

 

2S

 

882.0658

 

 

|S|

441.0329

 

 

 

 

 

 

 

 

座標計算

 

K4K1方向角 274-18-47(垂線算出から転記)

ΔXcos274-18-47×19.687m=+1.48  ∴ XK4)+ΔX0.861.48 2.34

ΔYsin274-18-47×19.687m=−19.63 ∴ YK4)+ΔY16.5319.63 3.10

 

『計算過程を提示せよ』と指示されるだけでパニックになってしまいそうになるが、計算式を全て明示する必要はない。座標値を求めるのであるから、最低座標計算さえ書き込んでおけば充分と考える。

実際の処、予備計算は唐突に「垂線長○○」「面積××」という感じでよい。本解答ではK4を挟む各辺及び方向角の算出を省略しているが、垂線長、底辺長、面積計算などは一々書くだけ無駄である。

「一発で出しました」というふうにとぼけておいても減点されることはないであろうし、そもそも問題文は「点P1の座標値を求めよ・・・」である。

 

 


第11問      (3)<解答例>

 

 


※ 図形ソフトでの作図の都合上、辺長を表わす数字が全て横書きとなっています。

 

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