H18年度 土地家屋調査士 試験 午後 No1
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第1問

 50mの鋼巻尺でAB間の距離を測定したところ。42.990mであった。このとき、張力10kg、気温29℃、比高 0.25mであった。この場合、AB間距水平距離として最も近いものは、次の1から5までのうちどれか。
 ただし、鋼巻尺の定数は、張力10kg、気温15℃において 50m+6mm、膨張係数0.000012/℃である。標高等その他の条件は考慮しないものとする。

 

 

1.42.977m

2.42.989m

3.42.991m

4.43.001m

5.43.003m



第1問 <解答:4>

 鋼巻尺(スチールテープ)は計量法を受けたJIS規格において公差制限があるが、実際は1級に合格したものばかりなので、通常は下記の3つについて考慮すれば足りるはすである。

 

1.尺定数による補正
50m+6mm」とはこのテープの50mごとに6mm加算することを意味する。
15℃・10kgのときこのテープの「50m」は実際には50.006mである。)
測定値42.990mに対する補正量は+5mmである。
6mm×42.990m/50.000m=+5mm  ∴42.990m+0.005m=42.995m

2.膨張係数による補正
基準温度15℃に対し測定温度29℃なので、補正量は+7mmである。
42.995m×(29℃−15℃)×0.000012=+7mm ∴42.995m+0.007m=43.002m

3.比高による傾斜補正
Pythagorasの定理を展開した公式を用いると、補正量は−1mmである。
−(0.25m)2/2×43.002m=−0.7mm≒−1mm ∴43.002m−0.001m=43.001m

※ 実務では最終結果には全く影響しないため、各補正式の基準長に代えて測定値 42.990mをそのまま使う。


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