第1問 <解答:4>
鋼巻尺(スチールテープ)は計量法を受けたJIS規格において公差制限があるが、実際は1級に合格したものばかりなので、通常は下記の3つについて考慮すれば足りるはすである。
1.尺定数による補正
「50m+6mm」とはこのテープの50mごとに6mm加算することを意味する。
(15℃・10kgのときこのテープの「50m」は実際には50.006mである。)
測定値42.990mに対する補正量は+5mmである。
+6mm×42.990m/50.000m=+5mm ∴42.990m+0.005m=42.995m
2.膨張係数による補正
基準温度15℃に対し測定温度29℃なので、補正量は+7mmである。
42.995m×(29℃−15℃)×0.000012=+7mm ∴42.995m+0.007m=43.002m
3.比高による傾斜補正
Pythagorasの定理を展開した公式を用いると、補正量は−1mmである。
−(0.25m)2/2×43.002m=−0.7mm≒−1mm ∴43.002m−0.001m=43.001m
※ 実務では最終結果には全く影響しないため、各補正式の基準長に代えて測定値 42.990mをそのまま使う。
|