H20年度 測量士補試験 No6 地図編集 解答
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<H20-6-A:解答>

 

●関連問題(地図の投影法)

No6(地図編集):H17-AH19-AH20-A(出題回数 315
H19-Aと選択肢の順序を入れ替えただけの問題である。

 解 答

問題各文について考えると次のようになる。

1.正しい。地球上の緯線、経線を平面上に投影する場合、基本的に問題文にあるような3つの方法がある。 以下に、投影面の形による図法の分類について簡単に説明する。

 
・方位図法:地球の形を球として、直接平面に投影する方法。
・円筒図法:地球に円筒をかぶせてその円筒に投影し、切開いて平面にした方法。

・円錐図法:地球に円錐をかぶせてその円錐に投影し、切開いて平面にした方法。

 

 2.正しい。地図の投影を行う場合、その方法は正しく(ひずみがなく)表現できる項目により、大きく次の3つに分類され、その用途に応じて使い分けられる。この3項目は一般的に投影要素と呼ばれ、「角度」「距離」「面積」がある。
また投影要素で分類した、代表的な地図の投影方法には、正角(等角)図法・正距(等距離)図法・正積(等積)図法 がある。

<同一図法中の正角・正距・正積の関係>

 

正角

正距

正積

正角

 

 

 

正距

OK

 

 

正積

NG

OK

 


上記の表では、同一図法の中で「正角」と「等距」を同時に満足する事ができるが、「正角」と「正積」は同時に満足することができないと言う事を表している。つまり、投影要素全てを同時に正しく表わすことができない。


3.正しい。2.の解説文より。


4.正しい。どちらも、ガウス・クリューゲル図法が用いられている。

 ガウス・クリューゲル図法とは正角図法の一つであり、メルカトル図法が極方向に円筒をかぶせるのに対して、円筒を赤道方向にかぶせて投影し平面に展開したものである。





ユニバーサル(国際)横メルカトル図法(Universal Transverse Mercator’s  projectionUTM図法)とは、ガウス・クリューゲル図法により投影されたものを、世界共通の基準(適用範囲やシステムなど)に従って作成された地図である。日本では昭和30年より1/25,0001/50,000の地形図及び、1/200,000地勢図の図法に使用されている。


平面直角座標系は、ガウス・クリューゲル図法により、位置や方位、距離などを平面上に投影した、日本固有の座標系であり、測量範囲が狭い場合には、十分な精度を保つことができる。また、公共測量の成果は特別の場合を除いて全てこの座標系を用いて表される。


5.間違い。

以下に各投影要素による図法の分類について簡単に説明する。
 ・正角図法:地図上の任意の2点間を結ぶ線が、北(経線)に対して正しい角度となる。
 ・正距図法:地図上の任意の2点間を結ぶ距離が地球上の距離と正しい比率で表される。
 ・正積図法:任意地点の地図上の面積とそれに対応する地球上の面積を正しい比率で表す。

  問題文にある正距図法とは、2地点間の距離を正しく表すのではなく、正しい比率(縮尺)で表されるものである。

 

 

解答:5



<H20-6-B:解答>

 

● 関連問題(地図の種類と表現方法)

No6(地図編集):H20-B(出題回数 115

解 答

 地図を目的別に分類すると、次のようになる。

・一般図:他の地図の基図となるもので、地物や地形を定められた図式に基づき表現したもの。国土地理院が作成する、国土基本図(1/2,5001/5,000)や、地形図(1/25,0001/50,000 等)、地勢図(1/200,000)、地方図、国際図 などがある。

・主題図:特定の目的・利用のために作成された地図で、目的の「主題」が明確に分かるように表わされている。土地利用図や地質図、地籍図、都市計画図、統計地図などがある。

・特殊図:一般図や主題図以外の地図。点字地図や写真地図、レリーフマップ(立体地図)、鳥瞰図などがある。

 問題文の ア 〜 オ に当てはまる語句を考えると次のようになる。

ア:一般図  イ:図式  ウ:多目的  エ:主題図  オ:基図

よって、最も適当な語句の組合せは、4となる。

 

解答:4



<H20-6-C:解答>

  関連問題(地図の読図)

No6(地図編集):H6-BH7-BH9-BH10-BH11-BH14-BH15-BH16-CH19-AH20-C

(出題回数 10/15

  解 答

 以下に、問題文中の各選択肢について解説する。

1.間違い。
JR線が複線の場合は、次のように白地の部分に線が入った地図記号が用いられる。



2.間違い。
付近のコンターライン(等高線)を参考にして、たどってみると、市役所の標高は約105m、老人ホームの標高は約120mである。

(市役所) (老人ホーム)

3.間違い。
南側にあるのは、工場である。(1/25,000 地形図は上が北)


 (工場) (発電所)

4.間違い。
市役所の西側(左側)にあるのは、保健所である。図上の距離は、350m/25,000 1.4cm である。

(保健所) (裁判所)

5.正しい。
問題文の三角点を結ぶと、図上距離で約 8cmとなり、8cm×25,000 2000m となる。199.4mの三角点は築紫山付近、93.1mの三角点は虻塚付近にある。

 

 

解答:5



<H20-6-D:解答>

 関連問題(GIS:地理情報システムのデータ形式)
No6(地図編集):H7-DH9-DH11-DH12-DH14-DH16-DH17-DH18-DH19-DH20-D
(出題回数 1015※ラスタ・ベクタデータに関する事項に限定
No4(地形測量):H14-DH15-DH17-B

 解 答
数値地図(地理情報)のデータ形式に関する問題である。以下に、問題文中の各選択肢について解説する。

1. 間違い。
スキャナを用いて取得したデータや衛星画像のデータは、ラスタ形式のデータである。

2.正しい。
問題文の通り。ラスタデータは、画素の配列により位置や形状を表すデータ形式である。スキャナやデジタルカメラ(デジタル画像)のデータ形式がこれである。


3.正しい。
地理情報標準とは、GISに用いられる空間データを異なるシステム間で相互利用するために定められたフォーマット形式である。

4.正しい。
クリアリングハウスとは、地理情報システム(GIS)の分野において、「通信ネットワークを活用した地理的情報の流通機構全体」を指す言葉として用いられている。簡単にいえば、クリアリングハウスとは、活用したい空間データを検索するシステム自身を指す言葉であり、その検索対象は、メタデータと呼ばれる。メタデータには、そのデータの内容、精度、更新時期、対象地域、作成者、入手方法等が記載されている。

5.正しい。
メタデータは一定のルール(仕様)に従って記述されており、利用者がカタログから商品を選ぶように、利用目的に合ったデータを迷うことなく見つけることができる。これにより不要なデータ整備に対する重複投資の回避等など、空間データの有効利用が図られる。
 

 

 

解答:1


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