<H19-6-A:解答>
● 関連問題(地図の投影法)
No6(地図編集):H17-A・H19-A(出題回数 2/16)
● 解 答
地図の投影法に関する問題である。以下に、問題文中の各選択肢について解説する。
1.正しい。
地図の投影を行う場合、その方法は正しく(ひずみがなく)表現できる項目により、大きく次の3つに分類され、その用途に応じて使い分けられる。この3項目は一般的に投影要素と呼ばれ、「角度」「距離」「面積」がある。
また投影要素で分類した、代表的な地図の投影方法には、正角(等角)図法・正距(等距離)図法・正積(等積)図法 がある。
<同一図法中の正角・正距・正積の関係>
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正角 |
正距 |
正積 |
正角 |
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正距 |
OK |
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正積 |
NG |
OK |
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上記の表では、同一図法の中で「正角」と「等距」を同時に満足する事ができるが、「正角」と「正積」は同時に満足することができないと言う事を表している。
2.正しい。2つの要素を同時に正しく表すことは可能である。(正積と正角を除く)
1.の解説文より。
3.間違い。
以下に各投影要素による図法の分類について簡単に説明する。
・正角図法:地図上の任意の2点間を結ぶ線が、北(経線)に対して正しい角度となる。
・正距図法:地図上の任意の2点間を結ぶ距離が地球上の距離と正しい比率で表される。
・正積図法:任意地点の地図上の面積とそれに対応する地球上の面積を正しい比率で表す。
問題文にある正距図法とは、2地点間の距離を正しく表すのではなく、正しい比率(縮尺)で表されるものである。
4.正しい。大まかに問題文のように分類することができる。
以下に、投影面の形による図法の分類について簡単に説明する。
・方位図法:地球の形を球として、直接平面に投影する方法。
・円筒図法:地球に円筒をかぶせてその円筒に投影し、切開いて平面にした方法。
・円錐図法:地球に円錐をかぶせてその円錐に投影し、切開いて平面にした方法。

5.正しい。どちらも、ガウス・クリューゲル図法が用いられている。
ガウス・クリューゲル図法とは正角図法の一つであり、メルカトル図法が極方向に円筒をかぶせるのに対して、円筒を赤道方向にかぶせて投影し平面に展開したものである。

ユニバーサル(国際)横メルカトル図法(Universal Transverse Mercator’s projection:UTM図法)とは、ガウス・クリューゲル図法により投影されたものを、世界共通の基準(適用範囲やシステムなど)に従って作成された地図である。日本では昭和30年より1/25,000、1/50,000の地形図及び、1/200,000地勢図の図法に使用されている。
平面直角座標系は、ガウス・クリューゲル図法により、位置や方位、距離などを平面上に投影した、日本固有の座標系であり、測量範囲が狭い場合には、十分な精度を保つことができる。また、公共測量の成果は特別の場合を除いて全てこの座標系を用いて表される。
解答:3
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