H17年度 測量士補試験 No4 地形測量
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<H17-4-A:問題>

 

アリダードによるスタジア法において、2点A、B間の距離を測定するためにA点に平板を整置し、B点に鉛直に立てた上下間隔2mの目標板を視準して表4-1の値を得た。2点A、B間の水平距離はいくらか。最も近いものを次の中から選べ。


表4-1

 

上方目標板の読定値

3.2

下方目標板の読定値

1.5






 

1.

21.3

2.

42.6

3.

62.5

4.

117.6

5.

235.0

 

 

 

 

 

 

 

 

 



<H17-4-A:解答>

 

 問題文を図に描くと次のようになる。





 アリダードの前視準板の目盛(分画)は、アリダード全長の1/100である。また、水平線を境にできる上下三角形が相似形であることを考えると、次の式により、水平距離Sを求めることができる。

 

100 : {+3.2 - (-1.5)}= S : 2m

   4.7S = 200m     よって、S = 42.553m

 

解答:2



<H17-4-B:問題>

 

次の文は、数値地形測量に関する4種類の作業方法について述べたものである。  ア  ~  エ  に入る語句の組合せとして最も適切なものはどれか。次の中から選べ。

 

.トータルステーションなどを用いて  ア  により数値データを取得し、数値編集を行って数値地形図を作成する方法で、TS地形測量と呼ばれる。

.空中写真を用い、  イ  段階から数値データを取得し、数値編集を行って数値地形図を作成する方法で、  ウ  と呼ばれる。

.既に作成されている地形図を  エ  、数値地形図を作成する方法で既成図数値化と呼ばれる。

.上記 a ~ c により作成された数値地形図を修正する方法で、数値地形図修正と呼ばれる。


 

1.

図面計測

図化

ディジタルマッピング

ディジタイザなどで数値化し

2.

図面計測

現地調査

ラスタ・ベクタ変換

数値標高モデルと重ね合わせ

3.

現地観測

現地調査

ディジタルマッピング

数値標高モデルと重ね合わせ

4.

現地観測

図化

ラスタ・ベクタ変換

数値標高モデルと重ね合わせ

5.

現地観測

図化

ディジタルマッピング

ディジタイザなどで数値化し



<H17-4-B:解答>

 

 ア~エの選択肢について、前後の文から考えると、次のようになる。

 

ア:TSにより取得されるのは、「現地データ」である。


イ:空中写真の「図化」段階から、数値データを取得し、数値地形図を作成する方法は、ディジタルマッピングと呼ばれる。

ウ:上記より、ディジタルマッピング(DM)である。

エ:すでに作成されている地形図(既成図)を「ディジタイザ等で数値化」し、数値地形図を作成する方法は、既成図数値化(マップディジタイズ:MD)と呼ばれる。

 

 上記より、一番適当な組み合わせは「5」である。

 

 

解答:5



<H17-4-C:問題>

 

 

次の文は、標準的な公共測量作業規程に基づいて実施するトータルステーション(以下「TS」という)や、GPS測量機を用いた地形測量について述べたものである。間違っているものはどれか。次の中から選べ。

 

 

1.平板測量に必要な基準点は、TSやGPS測量機を用いて設置することができる。


2.TSを用いた観測では、視準する目標物との視通が必要である。


3.TSを用いた地形・地物などの水平位置及び標高の測定は、支距法、前方交会法により行

い、放射法による測定は行わない。


4.TSを用いた細部測量では、編集に必要な資料及び編集した図形の点検に必要な資料を現地で作成する。


5.TSを用いたオンライン方式による細部測量では、現地で編集をほぼ終了しているため、点検を行って補備測量に該当する項目がないと認められる場合は、補備測量を省略できる。



<H17-4-C:解答>

 

 問題各文について見ると、次のようになる。

 

1.正しい。問題文の通り。平板測量に用いられる基準点は、公共測量作業規程の基準点測量の規定が準用される。


2.正しい。TSは、光波測距儀と光学式トランシットを機能的に組み合わせたものである。観測作業を行うには、目標を視準する必要がある。


3.間違い。TSを用いた地形、地物等の測定は、放射法、支距法、前方交会法等により行われる。TSは測距と測角を同時に行うことができ、放射法はその特徴を生かした観測方法である。


4.正しい。問題文の通り。細部測量では、地形、地物等の測定を行うほか、編集及び編集した図形の点検に必要な資料(測定位置確認資料)を現地にて作成する。


5.正しい。問題文の通り。TSによる細部測量は、オンライン方式と、オフライン方式に分けられる。オンライン方式は、現地にてPCモニター上で直接図示された原図を確認することができる。よって、補備測量に該当する項目がない場合は、省略できる。オフライン方式を用いた場合は、数値データの編集後に重要事項の確認や必要部分の補備測量を実施する必要がある。

 

 

解答:3



<H17-4-D:問題>

 

 次の文は、新しい測量技術を用いた地形測量について述べたものである。  ア  ~  エ  に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。

電子平板測量とは、トータルステーションと、CADなどの図形処理ソフトウェアを付加した携帯用の  ア  を接続し、現地において地形・地物を  イ 測定して地形図を描く測量方法である。また、トータルステーションを使うので  ウ  の測定もできる。

電子平板測量では、実際に平板を  エ  、従来の平板測量と同じように、現地で測定から編集までを一貫して行う。


 

1.

小型コンピュータ

直 接

高 さ

使用しないが

2.

小型コンピュータ

間 接

高 さ

使用し

3.

小型コンピュータ

間 接

属 性

使用しないが

4.

GPS

間 接

属 性

使用し

5.

GPS

直 接

高 さ

使用しないが



<H17-4-D:解答>

 

 ア~エの選択肢について、前後の文から考えると、次のようになる。


 ア:電子平板測量(いわゆるTSを用いた細部測量のオンライン方式)は、次のような機器の構成によって行われる。ここでは、「小型コンピュータ(いわゆるノートPC)」が入る。(TS + ノートPC + CADソフトウェア)


 イ:TSを用いた細部測量では、地形、地物の角や変化点にプリズムを据付け、TSで「直接」測定して、地形図をCADソフトで編集する。


 ウ:TSは、1視準で角度(鉛直角・水平角)と、内部の計算機能により距離(斜距離・水平距離・「高さ」)の観測結果を得ることができる。 


エ:TSを用いた電子平板測量では、従来からある平板測量器具は「使用しない」。

 


使用方法として正しいか否かの問題はあるが、ノートPCの台(机)や作業台として、平板と三脚を使用することはある。

 

 

解答:1


 

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