H29年度 測量士補試験 No17〜No20 写真測量:解答
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<No17:写真測量:解答>

 空中写真測量の特徴に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。


1. 正しい。空中写真で撮影された範囲の測量を行うため、TS等を用いる現地測量に対して広い範囲を一定の精度で測量できる。

2.
間違い。地上画素寸法とは1画素に対する地上の寸法である。また、(地上画素寸法)=(撮影高度)×(センサーサイズ:カメラの1画素あたりのサイズ)/(焦点距離) により求められる。センサーサイズと焦点距離は同じであるから、一定の高度で撮影を行っても撮影高度が高く(土地が低く)なれば、地上画素寸法は大きくなる。

3. 正しい。対象物から遠く離れれば、写真に写る範囲は広くなる。

4. 正しい。空中写真は中心投影で撮影されるため、問題文のように鉛直点を中心に放射状に広がるように写る。また、中心投影で撮影されるため写真2枚を1組にして立体投影(地形モデル)を作製することができる。

5. 正しい。写真判読と呼ばれる技術である。地図の作製や科学的な調査に用いられる。

よって、明らかに間違っているのは2となる。

解答: 2


<No18:写真測量:解答>

 撮影高度と縮尺に関する計算問題である。次のように図を描いて解けばよい。



 図より次の関係が得られる。



 これを計算すると次のようになる。



 問題文より撮影基準面の標高は0mであるため、この撮影高度は 4000mとなる。

解答: 3


<No19:写真測量:解答>

 航空レーザ測量に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

1. 正しい。航空レーザ測量はレーザ測距装置により地上を左右にスキャンしながら、地表からの反射時間により航空機と地上との距離を決定して地上の三次元座標を求める測量方法である。パルスとはレーザ測距装置から放たれる電波であり、細かい時間間隔で点滅をくり返すレーザを言う。

2. 正しい。航空レーザシステムの内容である。

3. 正しい。航空機からレーザを照射して計測を行うため、天候条件に左右される。特に雨や雪、濃霧、雲の上では計測が困難である。

4.
間違い。GNSSでは航空機の位置を航空機に取り付けたGNSSアンテナと地上基準点(電子基準点)の間でキネマティック法により航空機(レーザ測距装置)の位置を決定している。IMUは航空機の姿勢計測に用いられる。

5. 正しい。問題文の通り。航空レーザ測量により得られるデータは、三次元計測データ → オリジナルデータ → グラウンドデータと処理される。

 よって、明らかに間違っている文章は4となる。

解答: 4


<No20:写真測量:解答>

 比高による像のズレに関する計算問題である。空中写真は中心投影であるため、問題文のように写真主点を中心に構造物などが放射状に倒れこむように写る。この問題はズレの長さと写真主点からの長さを基に対象物の高さを求める問題である。

 問題文を図に描くと次のようになる。





※海面からの撮影高度が1,900m、標高100mであることに注意する。

よって高塔の高さは 72mとなる。

解答: 2

参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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