H29年度 測量士補試験 No1~No4 法規:解答
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<No1:法規:解答>

 測量法に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

1. 正しい。測量計画機関(第7条)に関する文章である。測量計画機関とは測量を計画する者であり、問題文にある「公共測量並びに基本測量並びに公共測量以外の測量」を計画する。

2. 正しい。測量標の移転の請求(第24条)に関する文章である。問題文の通り。

3. 正しい。作業規程(第33条)に関する文章である。公共測量は、この承認を得た作業規程に基づいて実施しなければならない。

4. 正しい。計画書(第36条)に関する文章である。問題文の通り。計画書を変更しようとする場合も同様である。

5.
間違い。測量士及び測量士補(第48条)に関する文章である。測量に関する計画を作製し、又は実施することができるのは測量士である。測量士補は測量士の作製した計画に従い測量に従事する。

解答: 5


<No2:法規:解答>

 公共測量の作業に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

a.
間違い。関係法令等の遵守(作業規程の準則 第4条)に関する問題である。測量作業の実施に当たり、法令を遵守し、社会的慣行を尊重しなければならない。貸与されたものであるから、紛失に気付いた時点で測量計画機関へ報告すべきである。

b.
間違い。測量や工事などで道路を使用する場合は、「道路占用許可(道路法)」、「道路使用許可(道交法)」の2つの許可が必要となる。交通量の多少は関係がない。占用許可は道路管理者、使用許可は所轄の警察署長の許可である。

c. 正しい。障害物の除去(測量法 第16条)に関する問題である。あらかじめ所有者または占有者の承諾を得てから伐除を行う事ができる。
d. 正しい。社会的な常識から考えても、資材は撤去し原状回復を図るべきである。

e. 正しい。土地の立入および通知(測量法 第15条)に関する文章である。証明書の様式は測量法施行規則により定められており、発行者の欄に測量計画機関の名称が記載されている。

 よって、明らかに間違っている文章は、a,bとなる。

解答: 1


<No3:法規:解答>

 測量計算の基礎について問う問題である。問題各文について考えると次のようになる。

a. 1′=60″、 1°=60′=3,600″であるため、  43°×3,600″+52′×60″+10″= 154,800″+3,120″+10″= 157,930″


b.
  
c.問題文を図に描くと次図(黒)となる。次に補助線AOとBO(赤)を引き、点Cの角度を求めると、次のように解ける。


OC=cos20°×6m=0.93969×6m=5.638m
OB=sin20°×6m=0.34202×6m=2.052m
OA=tan ⁡(180°-20°-90°-30° )×2.502m=0.83910×2.502m=1.722m
または、OA=OB/tan(180°-130°)=2.052/1.19175=1.722m
これにより、
AC=OC-OA=5.638m-1.722m=3.916m

よって、a=157,930″、b=0.766ラジアン、c=3.916m となる。

解答: 3


<No4:法規:解答>

  地球の形状と位置に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

1. 正しい。GNSS測量における基準は地心直交座標であるITRF座標系である。ここで測られる高さは準拠楕円体からの高さである楕円体高である。

2. 正しい。重力は一定ではなく場所により異なっている。このため、ジオイド面は凹凸のある面となる。

3. 正しい。地心直交座標系とはGNSS測量によって得られる座標値であり、地心直交座標系と経緯度及び楕円体高は相互換算が可能である。
4. 正しい。(標高)=(楕円体高)-(ジオイド高)で表すことができる。

5.
間違い。ジオイド高とは回転楕円体面からジオイド面までの高さである。回転楕円体面から地表までの高さは、楕円体高と呼ばれる。

解答: 5

参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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