H28年度 測量士補試験 No13〜No15 地形測量:解答
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No13:地形測量:解答>

 

 等高線に関する計算問題である。次のように考えれば良い。

 

@問題文を図に描く

 

  

A A点の標高を求める

 A点の標高は、問題文より次のように求められる。

 110m−24m×sin30°= 110m−12m = 98

 

B標高90mの位置を求める

 ここで、点A〜Bを結ぶ線上で標高90mの等高線の位置を考えると、三角形の相似より、次の比例式が組み立てられる。

 AB間の高低差(H)は 98m−66m=32m、点Bから標高90mの等高線までの高低差(h)は90m−66m= 24m よって、

 32m : 96m = 24m : X となり、これを解くと、

 

となり、B点から、72mの位置に標高90mの等高線があると言える。

 

C地図上の位置を求める

 縮尺 11,000 地形図上で表すと、その地形図上の長さは、 72m / 1,000 7.2 cm となる。

 よって、11,000 地形図上では、B点から7.2cmの位置で、標高90mの等高線とABを結ぶ直線道路との交点がある。

 

よって最も近い値は、3 となる。

 

解答: 3



No14:地形測量:解答>

 

 地形図の等高線描画に関する問題である。各選択肢について考えると次のようになる。


1.正しい。等高線は、同じ高さの面で切った切り口の跡であるため、同じ高さの等高線は分岐(交差)や、らせん状に描かれることはなく必ず閉じた曲線となる。

2.正しい。等高線は、計曲線、主曲線、補助曲線で構成される。1/25,000地形図を例にとると、主曲線は10m間隔、計曲線は050100mの5本目の線で太線で描かれている。さらに、主線間隔の1/2(5)1/4(2.5)で描かれる曲線を補助曲線と言い、緩い傾斜地や起伏の細かい土地などで、主曲線だけではその土地の特徴を表すことができない場合に用いられる。また、補助曲線は破線で描かれる。

3.正しい。等高線間隔が広い場合には緩やかな傾斜地を表し、狭い場合には急な斜面を表している。

4.正しい。等高線の凸部を結んだ線を尾根線、凹部を結んだ線を谷線と呼ぶ。凹凸部を結ぶ線であるため、等高線とは直交する。

5.間違い。等高線が図面内で閉合する場合には、山頂付近とおう地(窪んだ土地)の場合がある。閉合した等高線の内側が高いか低いのかは判断がつかない。高い場合は標高点、低い場合は内側へ向かって矢印(小おう地)や等間隔の直線(おう地)が付けてある。

 

 よって、明らかに間違っているのは5となる。

 

 

解答: 5



No15:地形測量:解答>

 

 地形測量における細部測量に関する問題である。ア〜エについて考えると次のようになる。


a.数値地形図データ
細部測量の定義である。細部測量はTSGNSSを用いて(又は併用して)行われる。


b.放射法
TSは距離と角度を同時に観測できる測量器械であり、この特徴を活かした観測方法が放射法である。


c.基準点と観測点間の視通
GNSS測量は衛星からの電波を受信して行われるため、測点間の視通は必要ない。


d.TS
TS
点は補助基準点とも呼ばれ、問題文のように基準点からの細部測量が困難な場合に設置される。TS点は放射法(又は同等以上の精度確保できる方法)により設置される。

 

よって、正しい語句の組み合わせは、2となる。

 

解答: 2


参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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