H26年度 測量士補試験 No16〜No20 写真測量:解答
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No16:写真:解答>


空中写真測量の作業工程に関する問題である。問題文の作業工程をそのまま覚えてしまえばよい。

注意すべきは、以前からあった「空中三角測量」の記載が無くなり、「同時調整」となった事である。
問題文に正しい語句を当てはめると次のようになる。




よって、正しい語句の組合せは、1となる。


解答: 1

※「空中三角測量」が「同時調整」となったのは、GNSS/IMU装置を用い、撮影と同時に空中写真の撮影位置と傾き(いわゆる外部標定要素)を計測する事が可能になったためである。

作業規程の準則によれば、「同時調整」はデジタルステレオ図化機を用いて、空中三角測量により、パスポイント、タイポイント、標定点の写真座標を測定し、標定点成果及び撮影時に得られた外部標定要素を統合して調整計算を行い、各写真の外部標定要素の成果値、パスポイント、タイポイント等の水平位置及び標高を決定する作業をいう。(157条)とある。

これにより、従来からの空中三角測量より、外部標定要素の算出時間が大きく短縮されるようになった。現行の作業規程の準則からも「空中三角測量」の節は削除されている。



No17:写真:解答>

 パスポイントとタイポイントに関する出題である。選択肢はH19H22とほぼ同じであった。
 問題各文について解説すると次のようになる。

1.正しい。パスポイントとは、同一コース内の隣接写真の連結に用いられる点を言う。つまり2枚以上の空中写真を、コース方向に連結させるために設けられる点の事である。

2.正しい。パスポイントの配置は、主点付近及び主点基線に直角な両方向の3箇所以上に配置することを標準とし、主点基線に直角な方向は、上下端付近の等距離に配置することを標準とする。

3.正しいタイポイントとは、隣接コース間の接続に用いられる点で、隣接コースと重複している部分で、関係空中写真上で、明瞭に認められる位置に選定する。

4.間違い。タイポイントは、ブロック調整の精度を向上させるため、撮影コース方向に一直線に並ばないようジグザグに配置する必要がある。

5.正しい。問題文の通りである。また、パスポイント及びタイポイントを選定しようとする場所の近辺に基準点があり、対空標識が明瞭に写っている場合は、基準点で代用する事もできる。

 よって、明らかに間違っているのは4である。

解答: 4



No18:写真:解答>


 デジタルステレオ図化機の特徴に関する問題である。問題各文につて考えると次のようになる。

a.間違い。デジタルステレオ図化機では、デジタル航空カメラで撮影したデジタル画像と、従来からのフィルム空中写真をスキャナで数値化(デジタル化)したものが用いられる。つまり、ステレオ視(実体視)が可能な数値(デジタル)写真であればよい。

b.正しい。数値地形モデルの作成とは、デジタルステレオ図化機を用いて、自動標高抽出により標高を取得し数値地形モデルファイルを作成する作業をいう。標高の取得には、自動標高抽出技術、等高線法、ブレークライン法及び標高点計測法又はこれらの併用法がある。

c.正しい。同時調整とは、デジタルステレオ図化機によりパスポイント及びタイポイント並びに基準点等の写真座標を自動及び手動測定し、GNSSIMU装置により得られた外部標定要素との調整計算を行った上、各写真の外部標定要素及びパスポイント、タイポイント等の水平位置及び標高を定める作業をいう(いわゆる空中三角測量作業である)。

d.正しい。デジタルステレオ図化機では、デジタル画像の内部標定、相互標定及び対地標定の機能又は外部標定装置によりステレオモデル(立体モデル)を構築する事ができる。


よって、間違っている文書は a となり、b〜dは間違っていない。

解答: 2



No19:写真:解答>


デジタル航空カメラの画素寸法と撮影高度に関する問題である。単位に惑わされず、撮影高度と縮尺の関係から次のように解答すればよい。


1.1画素のサイズが、6μmであるため、地上画素寸法が18pの場合、写真縮尺は次のようになる。

 
よって、この空中写真の撮影縮尺は、130,000 となる。

1μmは、0.000001m(1×10−6)である。


2.画面距離が7pであるから、この空中写真の撮影高度は、次のようになる。
 よって、この空中写真の対地高度は、2,100m となる。

 よって、問題文より撮影基準面が標高0mであるため、この空中写真の撮影高度は、2,100mである。

解答: 4



No20:写真:解答>

 デジタル航空カメラの画素寸法と撮影高度と縮尺に関する問題である。単位に惑わされず、撮影高度と縮尺の関係から次のように解答すればよい。

1.画面距離が12pであるから、この空中写真の撮影高度は、次のようになる。

 よって、この空中写真の写真縮尺は、1/20,000 となる。

ここで、海抜撮影高度と対地高度の関係に注意する必要がある。問題文は、橋の実長を求めているため、写真縮尺も海抜撮影高度から撮影された橋の標高を引いたものを用いている。

2.画素寸法から写真上の橋の長さを求めると次のようになる。

  0.000012m×1,250画素 = 0.015m (写真上の橋の長さ)

1μmは、0.000001m(1×10−6)である。


3.写真縮尺から橋の実長を求めると次のようになる。

  



 よって、橋の実長は 300mとなる。

解答: 1


参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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