H26年度 測量士補試験 No1~No3 法規:解答
- PR -

- PR -

- PR -


No1:法規:解答>


   解 答

問題文に正しい語句を当てはめると次のようになる。


a.この法律は、国若しくは公共団体が費用の全部若しくは一部を負担し、若しくは補助して実施する土地の測量又はこれらの測量の結果を利用する土地の測量について、その実施の基準及び実施に必要な機能を定め、測量の重複を除き、並びに測量の  正確さ  を確保するとともに、測量業を営む者の登録の実施、業務の規制等により、測量業の適正な運営とその健全な発達を図り、もって各種測量の調整及び測量制度の改善発達に資することを目的とする。
(測量法 第1条)

b.この法律において「  測量計画機関  」とは、第五条に規定する公共測量及び第六条に規定する基本測量及び公共測量以外の測量を計画する者をいう。(測量法 第7条)

c.何人も、 国土地理院の長  の承諾を得ないで、基本測量の測量標を移転し、汚損し、その他その効用を害する行為をしてはならない。(測量法 第22条)

d.公共測量は、基本測量又は公共測量の  測量成果  に基づいて実施しなければならない。(測量法 第32条)

e.技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、第四十九条の規定に従い登録された
 
 測量士又は測量士補  でなければならない。
(測量法 第48条1)

 よって、正しい語句の組み合わせは、4となる。

 

 解答: 4



No2:法規:解答>


   解 答

 測量作業における関連法規及び作業の注意事項に関する問題である。各選択肢について考えると次のようになる。


a.正しい。作業規程の準則 第10条。安全の確保に関する問題である。作業機関は、特に現地での測量作業において、作業者の安全の確保について適切な措置を講じなければならない。

b.正しい。作業規程の準則 第4条。環境保全の観点からも、法令を守るだけではなく社会的な常識も尊重する必要がある。

c.正しい。測量法第15条。公共測量において測量計画機関の委任等を受けたものは、問題文のように土地の立入を行うことができる。身分証明書の様式は測量法施行規則に定められている。

d.正しい。作業規程の準則 第4条。個人情報保護法を順守する必要がある。

e.正しい。作業規程の準則 第29条。永久標識を設置する場合は、その土地の所有者又は管理者から建標承諾書等により、承諾を受ける必要がある。

 

 よって、全ての選択肢が正しい文章であるため、「間違っているものは1つもない。」と言える。

 

 

解答: 1



No3:法規:解答>

   解 答

 測量の基準(測量法 第11条)にからめた問題である。各問題文について考えると、次のようになる。

1.正しい。(標高)=(楕円体高)-(ジオイド高)で表される。

2. 正しい。ジオイド面とは、重力の等しい位置を結んだ、等ポテンシャル面の事である。一般に土地の隆起している部分(山)は、海面よりその面も隆起している。

3.間違い。ジオイドの表面上における地理学的経緯度ではなく、準拠楕円体(GRS 80)面上の地理学的経緯度(緯度・経度)と平均海面からの高さで表される。

4.正しい。地心直交座標は地球重心を原点とし、経度がX軸、90°がY軸、そして北方向をZ軸としたものである。緯度・経度と地心直交座標の相互換算式は、作業規程の準則 付録6 計算式集にある。

5.正しい。測量法で規定される世界測地系では、GRS80楕円体とITRF座標系を採用している。

 よって、明らかに間違っているのは 3 となる。

 

解答: 3


参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

c Matsubara.P.O