H21年度 測量士補試験 No21〜No24 地図編集解答
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No21:地図編集:解答>


 関連問題(UTMと平面直角座標)

H6-6-AH8-6-AH11-6-AH12-6-BH13-6-AH14-6-AH15-6-AH16-6-AH18-6-AH21-21

(出題回数 1016

 解 答

 UTM座標系と平面直角座標系の特徴に関する問題である。以前は、UTMと平面直角を分けて出題することも多かったが、近年は互いの特徴を答えさせる出題が多い。定番問題の一つであるため、互いの特徴はしっかりと理解する必要がある。

 

 以下に、問題文中の各選択肢について解説する。

 
a 正しい。
UTM図法とは、ガウス・クリューゲル図法により投影されたものを、世界共通の基準(適用範囲やシステムなど)に従って作成された地図である。日本では昭和30年より1/25,0001/50,000の地形図及び、1/200,000地勢図の図法に使用されている。

b 正しい。
平面直角座標系もUTM座標系も、その投影法はガウス・クリューゲル図法である。

c 間違い。
問題文の通り平面直角座標系は、全国を行政区域に119の座標系に分類しているが、その座標系原点は座標系ごとに定められている。同じ緯度上にはない。

d 正しい。
問題文の通りである。

e 間違い。
メルカトル図法は正軸円筒図法の一つ正角円筒図法であり、その特徴は次のようである。

・正角図法(地図上の任意の2点間を結ぶ線が、北(経線)に対して正しい角度となる)。

・面積や形は赤道上から遠く離れる事により大きく変形し、両極において無限大となり図で表現する事ができない。

 

 よって、正しい物の組み合わせは、a,b,d となる。

 

解答: 3



No22:地図編集:解答>


 関連問題(地図の編集作業:取捨選択・総描・転移・重複・描画順序)

H7-6-AH8-6-BH8-6-CH9-6-AH10-6-AH12-6-AH13-6-BH16-6-BH17-6-BH18-6-BH21-22

(出題回数 1116

 解 答

 地図編集に関する複合問題である。以前は、重複、描画順序、取捨選択などに分かれて出題されていたが、今年度はまとめて出題された。定番問題の一つであるため、それぞれの作業原則をしっかりと理解しておけば良い。

 

 以下に、問題文中の各選択肢について解説する。

 
1.  正しい。
総描とは地物等の特徴を損なわないように、現状を読図しやすく表示する作業であり、地形の形状(特徴)を失わないように描画すれば良い。

2.  正しい。
問題文のように、縮尺の大きな地図から、縮尺の小さい地図を作成するのは、地図の精度保持を目的とするためであり、編集において、基本となる地図は「基図」、これにより作成された地図は「編集図」と呼ばれる。


3.  正しい。
問題文のような重複の場合、自然地物(河川)と人工地物(鉄道)では、自然地物を真位置に表示し、人工地物を転位させる。

4.  間違い。
描画の原則は、基準点 → 骨格構造物(河川、水涯線、道路、鉄道等)→ 建物・諸記号 → 地形 → 行政界 → 植生界・植生記号 である。

問題文の場合は、三角点→水部→建物→等高線→植生の順になる。

5.  正しい。
転位の原則として、有形線(実際に地上に存在し認識できる自然・人工物:河川や海岸線、湖沼の水涯線、道路や鉄道 等)と無形線(等高線や境界など、地上に存在するが認識できない線)では、無形線を転位する。

 

 

よって、間違っているのは4となる。

 

解答: 4



No23:地図編集:解答>


関連問題(GIS:地理情報システムのデータ形式:ラスタ・ベクタデータ)

H7-6-DH9-6-DH11-6-DH12-6-DH14-4-DH14-6-DH15-4-DH16-6-DH17-4-BH17-6-DH18-6-DH19-6-DH21-23

(出題回数 1316


解 答

 ラスタ・ベクタデータ形式に関する問題である。出題回数も多く定番問題であるが、互いのデータの取得法、特徴、利用などを覚えておけば、簡単に解ける問題である。

以下に、問題文中の各選択肢について解説する。


1.  正しい。
ラスタ・ベクタ(ラスベク)変換の事である。一般的にラスベク変換では、スキャナーにより得られたラスタデータを細線化や芯線化の方法により、自動的にベクタデータに変換する方法が用いられている。


2.  正しい。
ベクタデータでは、図形形状を点(ノード)とそれを結ぶ線(チェーン)、線で囲まれた面(ポリゴン)で表す。またそれぞれの座標と長さ、方向(ベクトル)の組み合わせで表現しているため、問題文のように図形の面積を算出することができる。

3.  正しい。
ラスタデータの説明であり、問題文の通りである。

4.  正しい。
例えば、道路中心線のベクタデータを連結し、道路ネットワークを構築することによって、任意の2点間の経路検索が行え、最短距離ルートのなど、利用者が任意で表示することができる。

5.  間違い。
2.
にあるように、ラスタデータは画素の集合体である。拡大表示すると画素が拡大されるだけであり、1画素中の詳細は不明である。

 

 

 よって、明らかに間違っているのは5となる。

 

解答: 5



No24:地図編集:解答>


 関連問題(GIS:地理情報システムの利用)

H15-6-DH20-6-DH21-24(出題回数 316


解 答

 地理情報システム(GIS)の利用(地理情報標準)に関する問題である。

 出題回数は少ないが、今後も出題の可能性があるため、用語の意味と内容は理解しておく必要がある。

 

地理情報標準とは、GISの基盤となる空間データを、異なるシステム間で相互利用する際の互換性の確保を主な目的に、データの設計、品質、記述方法、仕様の 書き方等のルールを定めたものであり、現在は地理情報標準プロファイル(JPGIS)によりその仕様が規定されている。
 地理情報標準を利用することにより、データ相互の利用や重複投資の排除などのメリットがある。

クリアリングハウスとは、地理情報システム(GIS)の分野において、「通信ネットワークを活用した地理的情報の流通機構全体」を指す言葉として用いられている。簡単にいえば、クリアリングハウスとは、活用したい空間データを検索するシステム自身を指す言葉であり、その検索対象は、メタデータと呼ばれる。また、メタデータには、そのデータの内容、精度、更新時期、対象地域、作成者、入手方法等が記載されている。

 

 問題文に適当な語句を当てはめると次のようになる。

 

地理空間情報をある目的で利用するためには、目的に合った地理空間情報の所在を検索し、入手する必要がある。  クリアリングハウス  は、地理空間情報の  作成者  が  メタデータ 

を登録し、  利用者  がその メタデータ  をインターネット上で検索するための仕組みである。

 メタデータ  には、地理空間情報の  作成者  ・管理者などの情報や、品質に関する情報などを説明するための様々な情報が記述されている。

 

 

 よって、適当な語句の組み合わせは3となる。

 

解答: 3


参考文献:測量作業規程の準則

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

c Matsubara.P.O c Sey Qxara