H21年度 測量士補試験 No1〜No3 法規解答 |
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<No1:法規:解答>
● 関連問題(測量法)
H19-7-C・H20-7-C・H21-1(出題回数 3/15)
● 解 答
測量法に関する問題である。今年度から新たに出題分野に加えられたが、H19年度から選択肢の一部として、応用測量の分野に出題されていた。基本的なものであるため、しっかりと理解したい。問題文に正しい語句を当てはめると次のようになる。
a. 技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、第49条の規定に従い登録された
測量士 又は 測量士補 でなければならない。(法第48条1)
b. 測量士補 は、 測量士 の作製した計画に従い測量に従事する。(法第48条3)
c. この法律において「測量作業機関」とは、 測量計画機関 の指示又は委託を受けて測量作業を実施する者をいう。(法第8条)
d. 基本測量以外の測量を実施しようとする者は、 国土地理院の長 の承認を得て、基本測量の測量標を使用することができる。(法第26条)
e. 基本測量の測量成果を使用して基本測量以外の測量を実施しようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、あらかじめ、 国土地理院の長 の承認を得なければならない。(法第30条1)
よって、正しい語句の組み合わせは、5.となる。
解答: 5 |
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<No2:法規:解答>
● 関連問題(関連法規及び作業の注意事項)
H19-7-C・H20-7-C・H21-2(出題回数 3/15)
● 解 答
測量法に関する問題である。この問題もNo1同様H19年度から選択肢の一部に加えられていた。測量法と言うよりは、測量作業に関する基礎的(常識的)な問題であると言える。選択肢各文について考えると次のようになる。
1.正しい。
道路を測量や工事などで使用する場合には、道路使用許可(道交法第77条:所轄の警察署長の許可)と道路占用許可(道路法第32条:道路管理者の許可)の2つの機関から許可を得る必要がある。また、事前に、交通監視員の配置計画や非常事態の緊急連絡網などを準備しておく必要がある。
2.正しい。
常識的な事である。基準点を設置する土地は、自分の土地ではない。常識的に考えて、作業終了後は直ちに現状復旧を行う必要がある。
3.正しい。
常識的なことである。特に個人情報は慎重を期して取り扱う必要がある。
4.間違い。
2.の解説を参照。着手前の現状復旧が原則。
5.正しい。
土地に立ち入る場合においては、その身分を示す証明書を携帯し、関係人の請求があったときは、これを呈示しなければならない(法第15条3)。また、証明書の様式は国土交通省令で定められている。
よって、明らかに間違っているのは、4.となる。
解答: 4
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<No3:法規:解答>
● 関連問題(測量の基準)
H15-1-D・H16-1-A・H16-1-C・H19-2-A・H20-2-A・H21-3(出題回数 6/15)
● 解 答
測量法第11条「 測量の基準」に関する問題である。類題として、過去にも高さに関する出題がされていたため、選択肢を選ぶ上ではさほど難しいものではないと言える。
測量法により地上の位置を表すには、「地理学的経緯度及び平均海面からの高さ」により、場合によっては、「直角座標及び平均海面からの高さ」や「極座標及び平均海面からの高さ」、「地心直交座標」で表す事が出来る。
また、GPS測量機を用いた観測で求められるのは、地心直交座標によるX,Y,Zの座標値であり、一般的にはこれを各座標値や経緯度に変換、高さに関しては平均海面からの高さに変換する。
GPS測量による高さを平均海面からの高さに変換するには、楕円体高−ジオイド高=標高となることを覚えておけば良い。
・地理学的経緯度:測地経緯度のことであり、いわゆる緯度経度で位置を表示するものである。
・地心直交座標 :測量法で定められた回転楕円体(GRS80楕円体)の中心で、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の三軸によって位置を表すもので、日本ではITRF94座標系を採用している。 GPS測量機を用いた測量で求められる座標値がこれである。また地心直交座標に関しては、国土交通省告示第185号にその記載がある。
問題文に正しい語句を当てはめると次のようになる。
測量法では、基本測量及び公共測量については、位置を 地理学的経緯度 及び平均海面からの高さで表示するが、場合によっては 地心直交座標 などで表示することができるとされている。 GPS測量機による測量では、 地心直交座標 による基線ベクトル、座標値を求めることができる。 地心直交座標 は X,Y,Zの3つ の成分で表され、計算によって緯度、経度、 楕円体高 に換算できる。 楕円体高 から標高を求めるためには、別に測量して求められた、準拠楕円体から ジオイド までの高さが必要である。
よって、正しい語句の組み合わせは、4.となる。
解答: 4 |
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参考文献:測量作業規程の準則・測量関係法令集 |
c Matsubara.P.O & c Sey Q’xara |