H29年度 測量士試験 午前 No1〜No4 法規・条約
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<H29-No1:法規・条約:解答>

測量法に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

a. 正しい。「基本測量及び公共測量以外の測量」とは、基本測量又は公共測量の測量成果を使用して実施する基本測量及び公共測量以外の測量である(測量法 第6条)。

b.
間違い。国土交通省令で定めるところにより、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。国土地理院の長ではない。(測量法 第46条)

c. 間違い。測量計画機関が、自ら計画を実施する場合には、測量作業機関となることができる。(測量法 第7条)

d. 正しい。測量成果の公開(測量法 第28条)に関する文章である。

e. 正しい。登録された測量士又は測量士補でなければならない(測量法 第48条)。


 よって、明らかに間違っている文章はb、cである。

 ※eの文章も厳密には「登録された測量士又は測量士補」である。しかし問題文を見ると、明らかにb、cが間違っているためeは入っていないが3を選択するべきである。

解答: 3



<H29-No2:法規・条約:解答>

 ITRF座標系に関する出題である。ITRFに関しては、次の図を理解すればよい。

 ITRF座標系は、GRS80と整合するように作成された座標系で、地球の重心に原点を置き、X軸をグリニッジ子午線(基準子午線:経度0度)と赤道との交点方向に、Y軸を東経90度の方向に、Z軸を北極の方向にとって、空間上の位置をX,Y,Zの座標で表すものである。



 
ア〜エに正しい語句を当てはめると次のようになる。

ア:
地球の重心:ITRF座標系の原点は、地球の重心である。
イ:
:図を参照
ウ:
:図を参照
エ:
:図を参照

 よって正しい語句の組合せは5となる。

解答: 5


<H29-No3:法規・条約:解答>

 測量作業機関が公共測量を行う場合の留意点に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。


1. 正しい。問題文の通り。作業機関は、特に現地での測量作業において、作業者の安全の確保について適切な措置を講じなければならない(作業規程の準則 第10条1)。

2.
間違い。作業計画の立案、工程管理及び精度管理を総括する者として、主任技術者を選任しなければならない(作業規程の準則 第9条2)。主任技術者は、測量法第49条の規定に従い登録された測量士であり、かつ、高度な技術と十分な実務経験を有する者でなければならない(作業規程の準則 第9条3)。

3. 正しい。宅地又はかき、さく等で囲まれた土地に立ち入ろうとする者は、あらかじめその占有者に通知しなければならない。但し、占有者に対してあらかじめ通知することが困難であるときは、この限りでない(測量法 第15条2)。公共測量では測量法に基づく権能が発生。

4. 正しい。基本測量の測量成果を使用して基本測量以外の測量を実施しようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、あらかじめ、国土地理院の長の承認を得なければならない(測量法 第30条1)。公共測量では測量法に基づく義務が発生。

5. 正しい。計画機関が指定する測量成果は、検定に関する技術を持つ第三者機関による検定を受けなければならない(作業規程の準則 第15条)。

 よって、明らかに間違っているものは2となる。

解答: 2


<H29-No4:法規・条約:解答>

 JPGISに関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

a. 正しい。問題文の通り。GISの基盤となる空間データを、国際規格及び国内規格に準じて、データの設計、品質、記述方法、仕様の書き方等のルールを規定した実用標準である。

b.
間違い。概念スキーマ(GIS要素のデータベース)は、統一モデル化言語(UML:Unified Modeling Language)を使用して記述する。

c. 正しい。製品仕様書は空間データの仕様を詳細に記述したものであり、共通のルールで記述することにより、設計書と取扱説明書との役割を果たしている。

d.
間違い。国土地理院では、JPGISに準拠したメタデータ記述形式としてJMP2.0を定めている。  JMPとは日本版メタデータプロファイル( Japan Metadata Profile )の略称でバージョンが2.0と言う意味である。

e. 正しい。国土地理院のサイトからダウンロードできる。


 よって、明らかに間違っているのは3のb,dとなる。

解答: 3

参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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