H28年度 測量士試験 午前 No16〜No20 写真測量
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H28-No16:写真測量:解答>

 

 画素寸法を用いて、対地高度の範囲を求める問題である。次のように考えればよい。

 

@画面サイズ

 0.000006m×115000.069m(短辺)

A主点基線長

 b=0.069m×(1-0.6)=0.0276

B基線高度比

 

 

C地上画素寸法(表16式)

 3002×(0.276) 165.6o(最低)

 3752×(0.276) 207.0o(最大)

 

D地上距離

 165.611500画素 = 1904.4m  207.011500画素 = 2380.5

 

E対地高度

 Hmin1904.4m×0.10m÷0.069m=2760m(最低)

  Hmax2380.5m×0.10m÷0.069m=3450m(最大)

 

よって、最も適当な対地高度の範囲は、2となる。

 

 

解答: 2



H28-No17:写真測量:解答>

 

 重複度(サイドラップ)を求める問題である。次の手順で解答すればよい。

 

 @撮像面及び地上の画素寸法から撮影基準面における写真縮尺を求める。

  0.006o/150o =1/25,000

 

 A縮尺分母と画面距離を用いて基準面の対地高度を求める。

  0.07m × 25,000 1,750

 

 B基準面の撮影範囲を求める。

  0.15m × 12,000画素 =1,800

 

 C標高600mの土地を撮影した時の写真縮尺を求める。

  0.07/(1,750m−600m+100)1/17,857

 

 D標高600m面の最大コース間隔を求める。

  17,857×0.00612,000画素×(10.30)≒ 900

 

 E撮影範囲1,800mに対する、撮影コース幅900mであるため、最大のサイドラップは次のようになる。

  (1,800900/1,800 0.500 50

 

解答: 3



H28-No18:写真測量:解答>

 

 同時調整に関する問題である。問題文に適当な語句を入れると次のようになる。

 

同時調整とは、デジタルステレオ図化機を用いて、標定点成果及び撮影時に取得した  GNSS/IMU  の解析計算で得られた  外部標定要素  の観測データを統合して調整計算を行い、各写真の  外部標定要素  の成果値、パスポイント、タイポイント等の水平位置及び標高を決定する作業である。

調整計算は、原則として作業地区全域を一つのブロックとして  バンドル法  により行うものとし、標定点は、 ブロックの四隅と中央部付近  に配置することを標準とする。

 

 よって、最も適当な語句の組合せは5となる。

 

解答: 5



H28-No19:写真測量:解答>

 

 写真地図作成に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

 

a.    正しい。問題文の通りである。撮影範囲を同一とすると撮影高度が低いほど写真サイズは大きくなる。

b.    間違い。OLやSLを小さくすると建物が主点から遠くなり、倒れこみが大きくなる。

c.    正しい。地表面が不明のため、地上座標の距離間隔などを手掛かりに標高計測を行う等高線法のほうが適している。

d.    間違い。ブレークラインは、斜面傾斜方向と直角に入れる。

e.    正しい。数値地形モデルの編集作業のことである。デジタルステレオ図化機を用いて行われる。

 

 よって、明らかに間違っているのは、3のb,dである。

 

 

解答: 3



H28-No20:写真測量:解答>

 

 リモートセンシング(地球観測衛星)に関する問題である。各選択肢について考えると次のようになる。

 

a.    正しい。リモートセンシングの特徴として、「広い範囲を一度にとらえる」、「同じ地域を長期間観測できる」、「現地に直接出向かずに状態が分かる」、「温度など人間の目で判断できないことが解る」などがある。

b.    正しい。合成開口レーダ(マイクロ波センサー)はマイクロ波(可視光線や赤外線より波長が長い)を地上に発射しその反射波を受信する。このため、昼夜天候を問わずに観測が行える。

c.    間違い。光学センサは、可視光線と赤外線(近赤外線、中間赤外線、熱赤外線)を観測する。このため、可視光線と近赤外線を観測する場合は太陽光の当たらない夜と地上で反射した太陽光を遮る曇の下では観測が行えない。熱赤外線を観測する場合は、昼夜を問わずに観測できるが、雲の下では観測できない。

d.    正しい。いわゆる「超高解像度光学衛星」のことであり、代表的なものでは商業衛星として「ワールドビュー4号」が約30pの分解能を持っている。

e.    間違い。「だいち2号」ではパンクロマチック立体視センサー(PRISM)により可能である。

 

 

 よって,明らかに間違っているのは4のc,eとなる。

 

解答: 4


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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