H27年度 測量士試験 午前 No13〜No15 地形測量
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H27-No13:地形測量:解答>

 

 GNSS測量機を用いた細部測量に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。


a.正しい。地形,地物等の測定は基準点又はTS点から行われ,編集及び編集した図形の点検に用いる資料(測定位置確認資料)が作成される。測定位置確認資料は問題文の通りであり,作成には,現地において図形編集装置に入力する方法と,写真等で現況等を記録する方法のいずれかが用いられる。

b.間違い。GNSS測量機による観測(キネマティック法,RTK法,ネットワーク型RTK法)では,干渉測位方式により1セット行い,初期化を行う観測点では1セットの観測終了後に再初期化を行い,2セット目の観測が行われる。この2セット目の観測値を採用値として観測が継続される。

c.正しい。問題文の通り。キネマティック法又はRTK法による地形,地物等の測定方法である。

d.正しい。問題文の通り。単点観測法とは電子基準点(又は仮想点)を既知の固定点として1台のGNSS測量機を用いた放射法によるものである。間接観測法とは2台のGNSS測量機を用いて,同時観測を行い結合する多角網を形成する観測方法である。

e.間違い。GNSS測量機を用いた細部測量で標高を求める場合は,地理院が提供するジオイドモデルによりジオイド高を補正して求める。高さの整合処理は標高補正として原則標高で行う必要がある。

 

 よって,明らかに間違っている文章はb,eとなる。

 

解答: 3



H27-No14:地形測量:解答>

 

 誤差伝搬に関する問題である。偏微分を用いて次のように考えれば良い。

 

@A〜Cの方向角(θ1),C〜Pの方向角(θ2)を求める

 問題文の既知点A(205.00010.000),B(20.000195.000)の座標値より,

 よって,θ1=β1180°−45°=β1225°,θ2=β1+β2360°−45°=β1+β2405°

 

AP点のx座標とy座標を求める式を組立てる

AC間の距離:D1,CP間の距離:D2 とすると,

 Px=Ax+D1cos(β1225°)+D2cos(β1+β2405°)

 Py=Ay+D1sin(β1225°)+D2sin(β1+β2405°) となる。

 

B誤差伝播の式より,P点のx座標の標準偏差を求める

 

 より,

 

 

 

     

     

 

よって,

  …A

となる。

 

 ここで,距離の偏差を求めると,

 

  となる。

 

 

 次に,角度の標準偏差は問題文より, である。

 

これを,上記のA式に代入すると,

 

 

よって,M= 22.8623o ≒ 22.9o となる。

 

C 誤差伝播の式より,P点のy座標の標準偏差を求める

 

 

 より,

 

 

 

     

 

よって,

 

となる。

 

 ここで距離の偏差と角度の標準偏差を代入すると,

 

 

よって,M= 8.721o ≒8.7o となる。

 

解答: P点のX座標の標準偏差は  22.9o,Y座標の標準偏差は  8.7o  となる。



H27-No15:地形測量:解答>

 

 修正測量に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

(修正測量:既成の数値地形図データのファイルを更新する作業)

 

1.正しい。1/500 データはレベル1000よりも情報量が多く,修正前のデータよりも作成年が新しいため,用いることができる。

2.間違い。撮影年は問題が無い。しかし,レベル1000の数値地形図を修正するためには,1/6,0008,000の撮影縮尺が必要となる。

3.正しい。作成年,レベルともに問題は無く,他の数値地形図データを修正に用いても問題は無い。

4.正しい。問題文の通り。予察結果に基づき、ネットワーク型RTK法により、修正データを取得しても何ら問題は無い。

5.正しい。H245月に国土地理院から「移動計測車両により測量システムを用いる数値地形データ作成マニュアル()」が発表された。

 

解答: 2


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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