H27年度 測量士試験 午前 No1〜No4 法規・条約
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H27-No1:法規・条約:解答>

 

測量法に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

a.    正しい。問題文の通り。測量作業機関の定義である。(測量法 第8条)

b.    間違い。測量成果の公開に関する文書。国土交通大臣ではなく,「国土地理院の長」である。(測量法 第28条)

c.    間違い。公共工事の表示に関する文書。関係都道府県知事ではなく,「関係市区町村長」である。(測量法 第372

d.    間違い。測量士の設置に関する文書。測量士補ではなく,「測量士」を一人以上おく必要がある。(測量法 第55条の13

e.    正しい。問題文の通り。罰則に関する文書である。(測量法 第621

 

よって,間違っている文書は,b,c,dとなる。

 

解答: 4



H27-No2:法規・条約:解答>

 

 ITRFに関する問題である。ア〜オに入る語句を考えると次のようになる。

 

ITRFは,GNSS等の宇宙測地技術を用いた国際協力による観測に基づき,構築・維持されている三次元直交座標系の測地基準系である。その座標系は,地球の重心を原点とし, X軸 をグリニッジ子午線と赤道の交点の方向にY軸を 東経90 の子午線と赤道の交点の方向に Z軸 を北極の方向にとっている。

我が国では,地球の形状と大きさを近似する回転楕円体として GRS80 精円体を採用しており,その 短軸 は,ITREFZ と一致している。

 

ITRF座標系は三次元直交座標であって,地球楕円体モデルの定義はされていない。このため,日本では2000年当時の最新であったGRS80楕円体の短軸とITRF94座標のZ軸を一致させて定義している。楕円体と座標系を同時に定義するWGS84とはここが大きく異なっている。(ただしGRS系よりも楕円体定数をシビアに決めていなかったが,現在ではWGS系がかなり近づいており,実用上一致といえるが,すべてのITRFWGSがそのように対応するわけではない)。

 

 よって,正しい語句の組合せは,1となる。

 

解答: 1



H27-No3:法規・条約:解答>

 

 公共測量実施時の注意事項に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。


a.    正しい。問題文の通り。作業者の安全確保に関する文章である。(作業規程の準則 第10条)

b.    間違い。貸与された測量成果は,作業完了時までに返却しなければならない。

c.    正しい。国立公園は環境大臣,国定公園は都道府県知事の許可が必要である。(自然公園法 第203

d.    間違い。作業計画に関する文章。作業機関は事前に作業計画等を計画機関に提出し,その承認を得る必要がある。作業計画等を変更しようとする場合も同様。(作業規程の準則 第11条)

e.    正しい。関係法令等の遵守に関する文章。財産権,労働,安全,交通,土地利用規制,環境保全,個人情報の保護等に関する法令を遵守し,かつ,これらに関する社会的慣行を尊重しなければならない。(作業規程の準則 第4条)

 

 よって,間違っている文章は b,d の2つである。

 

解答: 3



H27-No4:法規・条約:解答>

 

 測量の基準に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

a.    間違い。天文学的経緯度ではなく,「地理学的経緯度」である。(測量法111

b.    正しい。問題文の通り。(測量法113

c.    正しい。問題文の通り。(測量法施行令 第21

d.    間違い。日本測地系ではなく,「世界測地系」である。(測量法 第112

e.    正しい。問題文の通り。このために回転楕円体がある。(測量法 第113

 

よって,間違っている文章は a,d となる。

 

解答: 2


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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