H25年度 測量士試験 午前 No16〜No20 写真測量
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H25-No16:写真測量:解答>

 

 空中写真測量に関する一般事項の問題である。ア〜オに当てはまる語句を考えると次のようになる。


ア:バンドル法
調整計算は原則としてバンドル法により行われるが、基準点の異常や計測の過誤を検出するために事前に多項式法による調整計算も行う。

※旧 作業規程の準則には上記のような文書(第1711,2)があったが、改正後(H25.5.10)には、「原則として作業地区全域を一つのブロックとした調整計算によって決定するものとする。」とあり(第1631 調整計算)、コース又はブロックを単位ではなく、作業区域全域を1つのブロックとしたとなっている。


イ:共線条件式
問題文の通り。バンドル法の解説である。


ウ:外部標定要素
外部標定要素の成果値は、調整計算によって決定される。


エ:数値写真の四隅
問題文の通り。


オ:基準点残差
※旧 作業規程の準則には、問題文と同様の文書(第17110)があったが、改正後(H25.5.10)には、「標定点の残差は、デジタル航空カメラ撮影の場合、水平位置及び標高の最大値が標準の地上画素寸法を基線高度比で割った値を超えないものとする。(一部省略)」とあり(第1638)、基準点残差ではなく、標定点の残差となっている。

 

 

解答: 1



H25-No17:写真測量:解答>

 

 GNSS/IMU 装置に関する問題である。各選択肢について考えると次のようになる。

 

1.    正しい。
撮影機材の飛行機の有する性能として定義されている。カメラはどちらでも良い。(作業規程の準則 第1213


2.    正しい。
機体頂部に取り付け可能な航空機が用いられる。作業規程の準則 第1213


3.    間違い。
GNSS/IMU装置のボアサイトキャリブレーションの有効期間は6ヶ月を標準とする。また、レンズの取り外しを行った場合は、都度ボアサイトキャリブレーションを実施する。(作業規程の準則 第1222

※ボアサイトキャリブレーション:カメラ(レンズ)の投影中心とGNSSアンテナとIMU装置の整合及び、カメラとIMU装置の3軸の傾きの差を求める作業。

4.    正しい。
15
分以内で撮影できるコース長とする。(作業規程の準則 第1257


5.    正しい。
IMU
はレーザ測距装置に直接装着される。(作業規程の準則 第2782-4-ロ)

 

解答: 3



H25-No18:写真測量:解答>

 

 数値図化に関する問題である。各選択肢について考えると次のようになる。


1.    正しい。
問題文の通り。(作業規程の準則 第1761


2.    正しい。
問題文の通り。(作業規程の準則 第177条)


3.    間違い。
自動標高抽出技術を用いた数値地形モデル法及びその標高値による等高線データの取得を行ってはならない。(作業規程の準則 第1783


4.    正しい。
問題文の通り。その他として・谷口、河川の合流点・凹地の読定可能な最深部などがある。(作業規程の準則 第1791


5.    数値図化データの点検は、作成した数値図化データをスクリーンモニターに表示きせて行う。
正しい。
問題文の通り。モニターに表示させ、空中写真や現地調査資料等を用いて行う。(作業規程の準則 第1821

 

 

解答: 3



H25-No19:写真測量:解答>

 

 デジタル空中写真の画素寸法より地上距離を求め、地図上での長さを求める問題である。次のように解答すればよい。

 

@対地高度を求める。

 問題文より、3,000m−500m=2,500

A標高500m地点での写真縮尺を求める。

 12p/2,500m = 120,833

BAB間の地上距離を求める。

 0.012o(12μm)×1,500画素×20,833375

C地図上でのAB間の長さを求める。

 375m/25,000 150o

 

 

よって、1/2,500 地図上でのAB間の長さは、150oとなる。

 

 

解答: 1



H25-No20:写真測量:解答>

 

 サイドラップを求める問題である。次のように解答すればよい。

 

@画素寸法より写真縮尺を求める(基準面:標高0m)。

 0.25m/12μm(0.000012m)= 20833

A対地高度を求める(基準面:標高0m)。

 0.12m×20833 2,500

B対地面(標高500m)の縮尺を求める。

 (2,500500)/0.12m= 16667

C標高500m面でのコース間隔を求める。

 16667×0.01214,000画素×(10.2)= 2,240

D基準面での撮影範囲を求める。

 0.01220833×14,000画素=3,500

Eサイドラップを求める。

 基準面での撮影範囲1,875m、撮影コース間隔1,200mであるため、サイドラップは、

 3,500m−2,240m)/3,500 0.36 36%  となる。
※赤字部分を修正:問題文に「画面短辺は、撮影基線方向と平行」とあるため。

※2014年現在、日本で導入されているデジタル航空カメラは、インターグラフ社のDCMとベクセル社のUCDであり、どちらのカメラも、画面の長辺は撮影進行方向に対して直角方向になっている。

 

解答: 5


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2013