H23年度 測量士試験 午後No2 選択問題 解答例
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<H23-pm2-A:解答>

 

 異なる直交座標系間の変換に関する問題である。

 2つの直交座標系変換には、最も簡単な「3パラメータ変換」と「7パラメータ変換」がある。問題文は、7パラメータ変換について問うているものである。

 

 3パラメータ変換は、言葉通り3つのパラメータ(X,Y,Z)を他の直交座標系に変換するものであり、凾w,凾x,凾yについてシフトさせれば良いため、常に同じ単位で求める事ができる。

 7パラメータ変換は、3パラメータ変換の3要素プラス各軸における回転要素(R,R,R)と縮尺係数の計4要素(次図参照)が加わったもので、「Bursa-Wolf 変換」とも呼ばれる。

 

 

 上記の点を考慮し、ア〜オに入る語句を選択すると次のようになる。

 

ア:原点移動量 

イ:スケール補正量

ウ:回転量

エ:無次元

オ:ラジアン



<H23-pm2-B:解答例>

 

B-1.

観測セッションの組成に関する問題である。各セッションにおける新点数を考慮すると、次図のようになる。
 

 

 

B-2.

 観測値の点検を実施する具体的な方法についての問題。「異なるセッション」「閉合差の点検」「重複する基線ベクトル」「基線ベクトルの結合計算」等のポイントに注意して解答すればよい。

 

(例)

(3)(5)(8)(7)(4) で構成される、異なるセッション間の多角形において、環閉合差の点検を行う。

(4)(3)(7) 等で構成される、重複する基線ベクトルの較差の比較点検を行う。

※重複する基線ベクトルの観測セッションを組成する必要がある。

・A〜DやC〜Bなどの結合路線で、基線ベクトルの結合計算を行い点検を行う。

など。



<H23-pm2-C:解答例>

 

C-1.

・セミダイナミック補正を適用する。

・電子基準点のアンテナ機種を確認する。

・使用する電子基準点の稼働状況を確認する。

・地殻変動補正パラメータは、測量の実施時期に対応したものを使用する。

など。

  

C-2

・路線長制限がないので選点の自由度が増す。

・既知点観測が不要。 (既知点データを後日取寄せる事が可能))

・既知点間距離の制限がない。

など。



<H23-pm2-D:解答例>

 

D-1.

再測すべき路線:(8)

環番号AとBを併せた環閉合差は良好であるため、外周路線は良好である。閉合誤差の許容範囲を超えている環番号Aに含まれ、かつ、閉合差が許容範囲内のBと共通するため。(80)

ポイント

・環閉合差の許容範囲を超えているもの。

・外周路線の観測に関する良否。

・路線方向に注意する。

  

D-2.

観測が良くない路線:(10)

環番号CとD、AとBを併せた外周路線は良好である。また、環番号@の閉合差についても良好である。このため、これらに該当しない路線(10)が、観測が良好ではないと考えられる。(85字)

ポイント

・環閉合から判断する。

・路線方向に注意する。


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB
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