H22年度 測量士試験 午後No3 選択問題 解答例
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<H22-pm3-A:解答例>

 

A-1.デジタル航空カメラの利点を解答する。

 

・直接デジタルデータとして取り込むため、数値化する必要が無い。

・写真処理が早く、画像化するまでの時間が短い。

・画像劣化が殆どない。※カラーの写真地図作成において。

 

 

A-2.撮影終了後における再撮影の要否を判定する点検項目を答える。

 

作業規程の準則第1382によれば、次のような点検項目がある。

 

・撮影高度の適否

・撮影コースの適否

・実体空白部の有無

・指標及び計器の明瞭度

・写真の傾き及び回転量の適否

・写真処理の良否

・数値写真の統合処理の良否

・数値写真の画質

・雲及び光量不足等により数値写真が著しく不明瞭な時

 

 

A-3.正射変換及びモザイクの留意事項と講ずるべき処置を答える。

 

1.正射変換

 留意事項:構造物のひずみ

 講ずるべき処置:ひずみの個所で、ブレークラインを取得し、正射変換を行う。

 

 

2.モザイク

 留意事項:色調の差(濃度変化の平滑化)

 講ずるべき処置:色調変化の少ない個所を接合部とすることにより、色調の差を目立たせない。

    撮影時期や作業者が異なる数値写真を接合する場合、接合部の濃度変化を目立たせない。



<H22-pm3-B:解答>

 

B-1.撮影高度を求める問題

 

 地上画素寸法20pのものが、画像面での画素寸法12ミクロン(μm)になるため、その写真縮尺は、0.000012/0.2 1/16666.7 となる。

 また、基準面の対地高度は、画面距離をかけて、0.12m×16666.72000m となる。

 よって、撮影高度は、2000m100m(標高)= 2100m となる。

 

解答:2100m

 

B-2.撮影最小コース数を求める問題

 

 問題文より、画像サイズは、縦(0.16589m)×横(0.09216m)であるため、コース間隔は、

 (0.16589m×16666.7)×(10.3)=1935.387m1935q となる。

 問題文より、南北両端の撮影コースでは撮影区域外を画面の大きさの20%以上含むようにする。とあるため、0.16589m×16666.7×0.2552.968m0.553q

 よって、撮影コース数は、(11q+0.553q)÷1.935q = 5.971 となり、6コースとなる。

 

解答:6コース

 

B-3.最小写真枚数を求める問題

 

 問題文から、撮影基線長を求めると、(0.09216m×16666.7)×(10.6)0.614q となる。

 よって、必要モデル数は、140.614q=22.823モデルとなる。

 実体モデル23には、写真24枚が必要であるため、これに前後2枚を加えて、1コース26枚となる。

 よって、26枚×6コース=156枚 必要となる。

 

解答:156



<H22-pm3-C:解答>

 

 地上座標系とカメラ座標系の変換式を求める問題。また、ア〜エは回転変換の公式、オ〜クは共線条件式である。対策としては、暗記しておくしかないであろう。

 

<φ回転>

ア:cosφ   イ:sinφ

 

<κ回転>

ウ:cosκ   エ:sinκ

 

<共線条件式>

オ:XpXo   カ:YpYo   キ:ZpZo   ク:直線 



<H22-pm3-D:解答>

 

D-1.航空レーザ測量によりDEMを作成する場合の作業工程を答える。

ア〜オに入る最も適当な語句は次の通りである。

 

ア:三次元計測データ作成
イ:オリジナルデータ作成
ウ:グラウンドデータ作成
エ:グリッドデータ作成
オ:等高線データ作成
(作業規程の準則 第276条)

 

 

D-2.土砂が流出した範囲を図示し、流出土砂の数量を求める問題

<流出範囲>
※メッシュ内の数値が変わっている場所を囲めば良い。


<流出土量>

メッシュの総数15個、平均変化高 {(5×4)(10×10)(15×1)}/15 = 9m

メッシュの面積は、10×10100u よって、流出土量は、100×15×9 13500m となる。

解答:13500m


参考文献:公共測量作業規程の準則

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB
(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2009