H22年度 測量士試験 午前 No9〜No12 水準測量
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H22-No9:水準測量:解答>

 

 水準測量の往復差による1q当たりの標準偏差を求める問題である。基本的な問題であるため、しっかりと理解しておきたい。以下のような表を作成すると便利である。

 

水準区間

δ(残差:o)

δδ

(δδ)/

AB

2.000km

0.5

0.25

0.125

BC

2.000km

0.5

0.25

0.125

CD

2.000km

3.0

9.00

4.50

DE

1.800km

0.0

0.00

0.00

EF

0.500km

2.0

4.00

8.00

Σ

 

 

 

12.75

 

次の手順で解答すればよい。

@1q当たり(重量1)の、片道の標準偏差(m0)を考える。



A往復の標準偏差(m)を考える(誤差の伝搬)

よって1q当たりの標準偏差は、0.8 o となる。

※前式を公式化して、
 としても求められる。

 

 

解答: 2



H22-No10:水準測量:解答>

 

 地盤沈下調査における計算処理の問題である。観測データから、観測方程式と正規方程式を作成できるかがカギとなる。

 

まず、観測方程式の組成を考えると次のようになる。

番号

aの係数

bの係数

y’

X

L

1

0

1

30.000

0

±0.00

2

2

1

29.990

2

0.01

3

3

1

29.950

3

0.05

 

次に、正規方程式の編成を考えると次のようになる。

番号

Paa

Pab

Pbb

Pal

Pbl

1

0

0

1

0.00

30.00

2

4

2

1

59.98

29.99

3

9

3

1

89.85

29.95

Σ

13

5

3

149.83

89.94

 

 

 

 

 

 

 

よって、13a5b149.83 : 5a3b89.94  

※機械的に公式にあてはめ、bも未知数として解くと上記が得られる。

※ちなみに基準日におけるDの標高(b)は上式によれば30.037m

 

これを解くと、a=−0.015m(15mm)

 

解答: 4

 

近年、基本測量に属するかのような処理計算が出題されたことはない。これは近い将来、測量士取得は試験のみに限るような行政の動きとも関連があると見る。今後の試験問題の傾向は前年の測量協会主催講習会で予行演習されるかもしれないので、今後は講習会に参加した受験生が圧倒的に有利になると予想しておく。



H22-No11:水準測量:解答>

 

 水準測量作業に関する問題である。以下に、各選択肢について解説する。

 

a.    正しい。問題文の通り。

b.    間違い。楕円補正を行った標高は、「正規正標高」である。

c.    正しい。問題文の通り。

d.    間違い。直接結べない水準路線をGPS観測で行うには無理がある。

e.    正しい。問題文の通り。変動量補正計算の後、平均計算を行う。

 

よって、明らかに間違っている物の組合せは、4.b,d となる。

 

解答: 4



H22-No12:水準測量:解答>

 

水準測量の誤差と消去法に関する問題である。士補レベルの問題であるため、必ず正答を得るようにしたい。

 問題文のア〜オに入る語句は次のようになる。

 
. 「視準軸」
. 「球差」
ウ. 「鉛直軸」  
. 「偶数」  
. 「最小」     

 

解答: 1


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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