<H22-No10:水準測量:解答>
地盤沈下調査における計算処理の問題である。観測データから、観測方程式と正規方程式を作成できるかがカギとなる。
まず、観測方程式の組成を考えると次のようになる。
番号
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aの係数
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bの係数
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−y’
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X
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L
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1
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0
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1
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30.000
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0年
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±0.00
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2
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2
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1
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29.990
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2年
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−0.01
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3
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3
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1
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29.950
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3年
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−0.05
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次に、正規方程式の編成を考えると次のようになる。
番号
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Paa
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Pab
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Pbb
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Pal
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Pbl
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1
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0
|
0
|
1
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0.00
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30.00
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2
|
4
|
2
|
1
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59.98
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29.99
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3
|
9
|
3
|
1
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89.85
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29.95
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Σ
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13
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5
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3
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149.83
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89.94
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よって、13a+5b=149.83 : 5a+3b=89.94
※機械的に公式にあてはめ、bも未知数として解くと上記が得られる。
※ちなみに基準日におけるDの標高(=b)は上式によれば30.037m。
これを解くと、a=−0.015m(−15mm)
解答: 4
近年、基本測量に属するかのような処理計算が出題されたことはない。これは近い将来、測量士取得は試験のみに限るような行政の動きとも関連があると見る。今後の試験問題の傾向は前年の測量協会主催講習会で予行演習されるかもしれないので、今後は講習会に参加した受験生が圧倒的に有利になると予想しておく。
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