H22年度 測量士試験 午前 No17〜No20 写真測量
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H22-No17:写真測量:解答>

 

 問題文の、「熱気球と路面電車が撮影基線と平行に同じ速さで逆方向に移動」という文書に注目する。また、路面電車が200m浮いて見えたということは、見かけの対地撮影高度が1800-200=1600mであることを意味する。(カメロン効果)

撮影基線長と撮影航路速度との関係 Bとすると※、路面電車の浮揚度(地表面からの高さ)は200m1600mB で表される。( よって、B1/8 )

気球の見かけの対地高度は1800mとなるので、1800mB。よって、1800m8 225m となる。

 

※次のように考える。

     

 

 

解答: 3



H22-No18:写真測量:解答>

 

問題文より、

36mの建物辺、200画素は、200×12μm 2.4o(写真上の距離) よって、

縮尺 2.4mm36m 1/15000

30mの建物辺、150画素は、150×12μm 1.8o(写真上の距離) よって、

 縮尺 1.8o/30m 1/16667

 

 これより、画面距離12pであるから、36mの辺を持つ建物は、1215000 1800m

 30mの辺を持つ建物は、1216667 2000m

 よって、2つの建物の高低差は、2000m1800m 200m となる。

 

解答: 4



H22-No19:写真測量:解答>

 

 オルソ画像に関する問題である。各選択肢について考えると次のようになる。


a.    間違い。
建物や樹木などが写っていてもオルソ画像を作成する事ができる。


b.    間違い。
数全ての地物とは、「天然、人工を問わず、地上にある全ての物」を言う。数値地形モデルによりオルソ画像を作成しても、全ての地物が正しい平面位置に投影されるわけではない。地上にある高さを持った地物(建物の屋根など)は倒れ込んで写り、正しい平面位置に投影されない。高さを持った地物を正しい平面位置に投影したものを、トゥルーオルソ(厳密な正射投影)と言う。

 
c.    間違い。
レベル1000のオルソ画像を作成する場合、地上画素寸法は0.2m以内である。(作業規程の準則 第2532

 
d.    正しい。
問題文の通り。

 
e.    間違い。
重複度が大きい写真の方が、倒れ込みが少ない。

 

よって、選択肢中に間違っている文書は4つある。

 

解答: 4



H22-No20:写真測量:解答>

 

 GPS/IMU装置に関する問題である。各選択肢について考えると次のようになる。


a.    正しい。
IMU装置は、センサ部のローリング、ピッチング、ヘディングの3軸の傾き及び加速度が計測可能である。(作業規程の準則 第2812

 
b.    正しい。
どちらを利用してもよい。ただし、
IMUがフィルム航空カメラ本体に取り付け可能であることが条件である。(作業規程の準則 第12124

 
c.    正しい。
航空レーザ測量システムは、GPS/IMU装置、レーザ測距装置及び解析ソフトウェアから構成するものとする。(作業規程の準則 第281条)

 
d.    間違い。
調整計算には、撮影時に取得したGPS/IMUの解析計算で得られた外部標定要素の観測データ、パスポイント、タイポイント、基準点等を使用する。(作業規程の準則 第1664

 
e.    間違い。
期間内にレンズの取り外し等の作業が行われた場合は、再度、キャリブレーション作業が必要となる。(作業規程の準則 第1222


 

 よって、明らかに間違っている文書は、d、e となる。

 

解答: 5


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

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