H21年度 測量士試験 午後No1 必須問題 解答例
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<H21-pm1-A:解答>

 

 測量法(以下「法」と言う)に関する問題。基本的に覚えておくべき事項である。

 以下に、各設問について解説する。

 
1.○ (法3条)
2.× 移転(法24条1項)
3.× 国土地理院の長 及び 関係都道府県知事(法37条3項)
4.× 国土地理院の長(法42条3項)
5.○ (法43条前段)
6.× 測量計画機関 (法44条1項)
7.○ (法45条)



<H21-pm1-B:解答>

 

 作業責任者(主任技師・作業班長)としての対応(ノウハウ)に関する問題である。また、基本的な問題であるため、覚えておく必要がある。

 以下に、各設問について解説する。

1.× 電子基準点附属標の観測は基本測量である。
2.○
3.○
4.× 建物の測量であるため。
5.× 計画機関が国または公共団体ではないため。



<H21-pm1-C:解答例>

公共測量に関する品質管理に関する問題である。各設問に関して解答例とポイントを記す。

問C-1 工程ごとに測量成果の精度及び品質を確認するため、点検測量を行い、精度管理表を作成し精度を確認する。(50字)   <ポイント:点検(点検測量)・精度管理表・品質管理表など>

問C-2 測量計画機関に点検測量の結果を報告し指示に従って、速やかに再測・修正を行い、精度管理表を作成し報告する。(52字)
<ポイント>作業期間は、測量成果等の高精度を要する測量成果又は利用度の高い測量成果で計画機関が指定するものについては、検定に関する技術を有する第三者機関による検定を受けなければならない。(作業規定の準則第15条:一部改編)

C-3

水準測量 ①較差の大きい路線を点検(11字)
②周囲とは沈下傾向の異なる路線を点検(17字)
修正測量 ①新設道路など都市計画区域周辺の変化(17字)
②工業区域などの人工構造物の多い箇所の経年変化(22字)



<H21-pm1-D:解答例>

 

 測量計画機関と測量作業機関との関係について問う問題である。以下に各設問について解答例を挙げる。

 

D-1 ア :作業規程   イ :作業計画書(又は計画書) ウ :測量成果

D-2 他の事業体または自身による基本測量及び公共測量で過年度作業等の有無を調査し、利用できる成果や資料を確認する。(54)
<ポイント>
重複作業を防ぐわけであるから、同精度、同規模程度の測量成果を、また公共測量を実施するから、基本測量又は公共測量の成果等が必要である。

D-3 ①精度の確保:当初以上の精度が期待できること。
   ②作業能率の維持:当初の費用・日数での作業が見込まれること。
<ポイント>
計画機関は、必要な精度の確保及び作業能率の維持に支障がないと認められる場合には、作業規定の準則に定めない、機器及び作業方法を用いることができる。(作業規定の準則 第171:一部改編)

 


参考文献:公共測量作業規程

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB
(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2009