<H21-No4:基準点測量:解答>
重力モデルの「ジオイド」と幾何学モデルの「準拠楕円体」との関係に関する問題である。ジオイド高と楕円体高の関係を理解していれば解ける問題である。
問題文のア〜エに入る語句は、次の通りである。
ア:ジオイド
イ:ジオイド高
ウ:60 (水準原点標高24m+ジオイド高36m)
エ:下方 (楕円体はジオイドの下方にある)
※スフェロイドとは、回転楕円体を球座標で表す式の高次の項を省略したもので、スフェロイド=近似の回転楕円体である。しかし、スフェロイドと回転楕円体には、省略項の部分で差が生じているため、スフェロイド≠回転楕円体として考えるべきである。
よって、正しい語句の組合せは、1となる。
解答: 1
<H21-No5:基準点測量:解答>
定番問題の一つである、距離の標準偏差を求めさせる問題である。
次のように考えて解けば良い。
角度の影響: (sinα×10″/ρ″)×1,500m = 0.0375m
※下2桁を確定させるために、下3桁まで算出する。
距離の影響: cosα × 0.02m = 0.0173m
誤差伝播の法則により、水平距離の標準偏差は、次のようになる。
M2 = m12 + m22 より、
よって、水平距離の標準偏差は、0.04m となる。
解答: 3
<H21-No6:基準点測量:解答>
三次元網(GPS)平均計算に関する問題である。何が必要なのかを考えれば解く事ができる。
※H20 -2-Cに類題
ア〜エに入る、適当な語句を考えると次のようになる。
ア:15個 :基線5辺に基線ベクトルXYZなので15
イ:9個 :新点3点のXYZ座標で9
ウ:6:アとイの個数の差を「自由度」という。15-9=6
エ:0.408 :√(ΣPvv/6) = √(1.000/6)= 0.408
よって、正しい語句の組み合わせは、4となる。
解答: 4
<H21-No7:基準点測量:解答>
TSによる基準点測量の概要に関する問題である。
問題の各選択肢について解説すると次のようになる。
1. 正しい。問題文の通り。 2. 正しい。 1級基準点測量では、節点間の距離は250m以上である。 3. 正しい。 1〜2級基準点測量では、路線の中の夾角は60°以上を原則としているが、地形の状況によりやむを得ない場合はこの限りではない。 4. 正しい。 2+(新点数/5)(端数切上)のため、4点となる。 5. 間違い。 結合多角方式(及び閉合多角方式)の路線長は、3q以下である。単路線方式やGPS測量機を用いる場合は、5kmとなる。
よって、間違っているのは5となる。
解答: 5
<H21-No8:基準点測量:解答>
GPS測量機を用いた測量の誤差に関する問題である。
問題各選択肢について考えると次のようになる。
1. 正しい。 GPS衛星と受信機の時計は、時刻が完全に一致していない。この誤差は、問題文の通り消去することができる。 2. 間違い。 搬送波の電離層遅延と標準大気モデルは直接の関係はない。問題文は、対流圏での遅延は、標準的な大気モデルを用いて対流圏遅延量を計算し、補正することができる。 3. 正しい。問題文の通り。 4. 正しい。 GPSアンテナは独自にPCV補正量を持ち、このPCV補正量を用いて基線解析することで、受信位置の補正を行っている。 5. 正しい。問題文の通り。 GPS衛星の軌道情報について、放送暦では衛星軌道に数m程度の誤差を含んでいるが、数qの短距離の基線解析では放送暦で十分な精度が期待できる。
よって、明らかに間違っているのは、2となる。
解答: 2
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