H21年度 測量士試験 午前 No4〜No8 基準点測量
- PR -

- PR -


H21-No4:基準点測量:解答>

 

 重力モデルの「ジオイド」と幾何学モデルの「準拠楕円体」との関係に関する問題である。ジオイド高と楕円体高の関係を理解していれば解ける問題である。

 問題文のア〜エに入る語句は、次の通りである。

 

ア:ジオイド

イ:ジオイド高

ウ:60 (水準原点標高24m+ジオイド高36m)

エ:下方 (楕円体はジオイドの下方にある)

 

※スフェロイドとは、回転楕円体を球座標で表す式の高次の項を省略したもので、スフェロイド=近似の回転楕円体である。しかし、スフェロイドと回転楕円体には、省略項の部分で差が生じているため、スフェロイド≠回転楕円体として考えるべきである。

 

 よって、正しい語句の組合せは、1となる。

 

解答: 1



H21-No5:基準点測量:解答>

 

 定番問題の一つである、距離の標準偏差を求めさせる問題である。

 次のように考えて解けば良い。

 

角度の影響:  (sinα×10″ρ″)×1,500m =  0.0375m

※下2桁を確定させるために、下3桁まで算出する。

距離の影響:  cosα × 0.02m 0.0173m

 

誤差伝播の法則により、水平距離の標準偏差は、次のようになる。

= m + m より、  


 よって、水平距離の標準偏差は、0.04m となる。

 

解答: 3



H21-No6:基準点測量:解答>

 

 三次元網(GPS)平均計算に関する問題である。何が必要なのかを考えれば解く事ができる。

 H20 -2-Cに類題

 ア〜エに入る、適当な語句を考えると次のようになる。

 

ア:15個 :基線5辺に基線ベクトルXYZなので15

イ:9個 :新点3点のXYZ座標で9

ウ:6:アとイの個数の差を「自由度」という。15-96

エ:0.408 :√(ΣPvv/6) = √(1.000/6)= 0.408

 

よって、正しい語句の組み合わせは、4となる。

 

解答: 4



H21-No7:基準点測量:解答>

 

 TSによる基準点測量の概要に関する問題である。

 問題の各選択肢について解説すると次のようになる。

 
1.  正しい。問題文の通り。

2.  正しい。
1
級基準点測量では、節点間の距離は250m以上である。

3.  正しい。
1
2級基準点測量では、路線の中の夾角は60°以上を原則としているが、地形の状況によりやむを得ない場合はこの限りではない。

4.  正しい。
2+
(新点数/5)(端数切上)のため、4点となる。

5.  間違い。
結合多角方式(及び閉合多角方式)の路線長は、3q以下である。単路線方式やGPS測量機を用いる場合は、5kmとなる。

 

よって、間違っているのは5となる。

 

解答: 5



H21-No8:基準点測量:解答>

 

 GPS測量機を用いた測量の誤差に関する問題である。

 問題各選択肢について考えると次のようになる。

 1.  正しい。
GPS
衛星と受信機の時計は、時刻が完全に一致していない。この誤差は、問題文の通り消去することができる。

2.  間違い。
搬送波の電離層遅延と標準大気モデルは直接の関係はない。問題文は、対流圏での遅延は、標準的な大気モデルを用いて対流圏遅延量を計算し、補正することができる。

3.  正しい。問題文の通り。

4.  正しい。
GPSアンテナは独自にPCV補正量を持ち、このPCV補正量を用いて基線解析することで、受信位置の補正を行っている。

5.  正しい。問題文の通り。

GPS
衛星の軌道情報について、放送暦では衛星軌道に数m程度の誤差を含んでいるが、数qの短距離の基線解析では放送暦で十分な精度が期待できる。

 

 

よって、明らかに間違っているのは、2となる。

 

解答: 2


参考文献:公共測量作業規程の準則

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2009