H19年度 測量士試験 午後No2 選択問題 解答例 |
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< H19pm-No2-A:解答例 >
TSを用いた基準点測量とGPSを用いた基準点測量の相違点について述べる問題である。互いの測量方法について、その特徴をしっかりつかんでおく必要がある。以下に、解答例を記す。
項 目
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TS等による測量
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GPS測量
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観測点の条件
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測点間の視通
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上空視界の確保
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観測時における誤差要因
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大気屈折の変化・器械の軸誤差・視準誤差・変調周波数の誤差 など
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サイクルスリップ・マルチパス・アンテナ高の計測誤差 など
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観測終了後の点検計算における点検項目
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座標の閉合差・標高の閉合差 など
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重複基線ベクトルの較差・環閉合の較差・斜距離の偏差 など
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平均計算結果における点検項目
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距離の偏差・方向角の偏差・水平位置及び標高の標準偏差・単位重量の標準偏差
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斜距離の偏差・水平位置と標高の標準偏差
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< H19pm-No2-B:解答 >
基準点測量の作業工程に関する問題である。ア〜シ に入る適当な語句を考えると、次のようになる。
ア:踏査・選点 イ:計画立案 ウ:現況調査 エ:現地点検測量 オ:平均計画図 カ:点の記 キ:選点図 ク:埋設(埋標)ケ:観測図 コ:成果表 サ:精度管理表 シ:成果簿
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< H19pm-No2-C:解答例 >
GPSを用いた基準点測量の観測図を作成する問題である。
「効率的な観測」とは少ないセッション数で平均図の基線を確保することである。重複基線は一本でよく、(1)(2)(3)(4)の四角形または(2)(3)(4)の三角形でセッション間の点検を行う(基線ベクトルの環閉合)。

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< H19pm-No2-C:解答例 >
基準点測量の測量標や測量成果の利用に関する問題である。特に字数制限は無いが、(例)程度の字数は記入する必要がある。また、利用事例であるため、簡潔ながら具体的な記述が必要であると考える。
利用の目的
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利 用 事 例
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1.土地の所有境界の明確化
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基準点成果を用い、境界標に客観的な位置情報を与え、地権者間の無用な紛争の抑止に利用した。
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2.災害発生の予測
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ガケ地等の崩落が危惧される場所において、基準点等を利用して、地盤変動をリアルタイムに計測した。
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参考文献:公共測量作業規程 |
(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2008 |