H19年度 測量士試験 午前-No5 写真測量
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<H19-5-A:解答>

 

1組の空中写真に写しこまれた、標高の異なる土地のオーバーラップを求める問題である。次のように、問題文より各数値を求め、標高600mにおけるオーバーラップを求める。


基準面の対地高度 :
0.15m × 10,000 = 1,500m (標高500m面における対地高度)


基準面撮影基線長 :
0.23m × (10.6) = 0.092m(主点基線長)

0.092m × 10,000 = 920m(撮影基線長)

・標高600m面における写真縮尺 :
0.15m ÷ 1,400m = 1/9,333.333・・・
  1,500m 100m 1,400m

標高600m面の撮影範囲 :
9,333.333・・・ × 0.23 = 2,146.667・・・m ≒ 2,147m


 以上から撮影範囲が2,147mになっても撮影基線長(主点基線長)920mは変わらないため、標高600m面のオーバーラップは、撮影基線長を求める式を変形して、

 (2,147m − 920m)/ 2,147m = 0.571・・・ = 57

となる。


解答:4



<H19-5-B:解答>

 空中写真に写しこまれた電車の移動距離を、与えられた諸条件より求める問題である。解法としては以下のように、与えられた諸条件より対地高度、撮影基線長を求め、移動距離を求めると良い。

 

先ず、対地高度を求めると次のようになる。

1,600m − 100m = 1,500m

次に、写真縮尺を求める。

0.15m / 1,500m = 1/10,000

撮影基線長を求める。

0.23 × (10.6)}× 10,000 = 920m

電車の浮遊高は、問題文より 30m であり、同様に撮影基線と平行な直線状の鉄道であるため、比高による写真像のズレの式を利用して、鉄道の移動距離を求めると次の様になる。 

(920×30)  (1,50030) = 18.775・・・m ≒ 19m

 

解答:3



<H19-5-C:解答>

ブロック調整の各手法に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

1.正しい。多項式法の説明である。
2.正しい。独立モデル法の説明である。
3.正しい。パンドル法の説明である。
4.正しい。
5.間違い。バンドル法や独立モデル法では、多項式法よりも少ない基準点数で足りるが(調整対象が短いため)、逆に基準点異常や観測値の過誤などの検出能力は低くなる。

 多項式法はコースごとの調整のため、モデルごと(独立モデル法)、写真ごと(バンドル法)のそれに対し、計算量は多くなるが計算時間は意外と短い。

最近のパソコンでさえ処理能力は一昔前のスパコンなみであり、さほど計算時間に神経質になることはないが、昔は電算使用料が時間単位の課金だったので、「公共測量作業規程 解説と運用」にも計算時間が言及された。 

解答:5



<H19-5-D:解答>

 

 ディジタルオルソを作成する作業工程について問う問題である。ア〜オに適当な語句を入れると次のようになる。


<考え方>

ア、イのどちらかに空中三角測量が入るので、選択肢を選ぶ。
ウでは数値化が完了しているので数値地形モデル作成が考えられる。
エではオルソ変換、その後正射影写真を切り張りするモザイクとなる。

 

解答:3


参考文献:公共測量作業規程

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2008