<H18-3-A:解答>
水準測量における一般的な事柄について問う問題である。間違っているものだけの組合せを答える。問題各選択肢について考えると、次のようになる。
a.間違い:標尺補正量は、水準点間の観測距離ではなく、観測比高により求める。 b.正しい:変動量調査の時は、問題文のように、基準日に統一するための補正計算を行う。
c.間違い:離島の基準面は、東京湾平均海面とは別に定められているものがある。
d.正しい:1級水準測量特有の観測順序であり、水準測量全般のものとは言えないが、2級水準測量でも三脚沈下のおそれがあるときには採用してよい。
※H8規定までは1・2級の基本的観測順序であった。2級では精度的に三脚沈下の影響は少ないとして無視してよいことになった。このため「後視小目盛→後視大目盛→前視小目盛→前視大目盛」とされている。現地の地盤状況などによっては対処すべき項目になる。
e.正しい:地殻変動調査で精密水準測量を繰り返し行う理由そのものである。
よって、正しい組合せは、2の「a,c」である。
解答 2
<H18-3-B:解答>
電子レベルに関する一般的な事柄について問うている問題である。問題文の、ア〜エに入る適当な語句について考えると次のようになる。
ア バーコード目盛 イ 標尺までの距離 ウ 誤読や個人差の影響 エ 大きく
<H18-3-C:解答>
観測方程式による水準網の平均について、正規方程式の係数を求める問題である。次の手順で行えばよい。
(1)観測方程式に、距離の逆数である重量を掛ける。(重量は計算の簡便のために、整数化する事が参考書の常套手段となっている)
V1= X1 − 0.005 (P= 1/0.5 = 4) V2=−X1+X2+ 0.001 (P= 1/2.0 = 1)
V3= −X2− 0.003 (P= 1/1.0 = 2) V1= 4X1 − 0.020 V2=−X1+ X2+ 0.001
V3= −2X2− 0.006
(2)正規方程式を編成する。
V1−V2 = 5×1 + X2 − 0.021 = 0
V2−V3 = X1 + 3×2 + 0.007 = 0
よって、問題文のア〜ウに入る数字は、次のようになる。
ア:5 イ:−1 ウ:3
<H18-3-D:解答>
水準測量の点検計算における、再測路線の判断に関する問題である。単位水準環(閉路線)ごとに、点検計算を行えばよい。
No
単位水準環
閉合差
閉合差の許容値
合 否
1
(2)+(8)+(3)
+0.0050
0.0150
OK
2
(9)+(7)+(4)+(8)
-0.0155
0.0140
OUT
3
(7)+(5)+(6)
+0.0047
0.0120
4
(1)+(5)+(4)+(3)
+0.0151
5
(1)+(2)+(9)+(6)
-0.0093
0.0192
※単位水準環No5は点検のために実施
共通の路線(4)を含む点検環において制限をオーバーしていて、路線進行方向を等しくすると誤差の符号が等しく、かつほぼ同じ大きさである。故に(4)路線の再測が必要と判断する。
解答 4
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