H18年度 測量士試験 午前-No1 三角測量
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<H18-1-A:解答>

 

改正前の測量法に関する穴埋め問題である。

問題文の( ア )~( エ )には、次の語句が入る。


ア ベッセル
イ 長半径
ウ 重心
エ 短軸


 現行法は平成14年4月1日施行なのに、未だにこのような出題がされるというのは、用地測量や地籍測量で旧測地系を考慮しなくてはならない事例が多々あるからだろう。
 現行の規定は測量法施行令にあって、楕円体原子をGRS80(ITRF94パラメータの一部)としたもので、GPS受信機で表示されるWGS84系と大筋で一致するようになっているとされる。(現行ではITRF96、98、2000
でもパラメータを追加したが楕円体自体には大きな変更はない)

この座標系は原点を地球重心とし、Z軸を地球自転軸に一致させ、X軸をグリニッジ子午線方向に固定しているのでY軸は自動的に西経(東経)90°方向になる。

なお平面直角座標系はこの楕円体上で任意の原点を定めた局所座標系である。

 

 

解答: 5



<H18-1-B:解答>

 

 基準点測量の測量作業について、明らかに間違っているものを選択する問題である。

 

1.正しい。
方向角の取付けは省略することができる。(H8作業規程改正以降)


2.間違い。
公共測量作業規程によれば、1級基準点測量の偏心は250m以内の制限なので、問題文のような500m離れた地点では不可である。仮に、250mを越えるときは節点(埋標しない基準点)とする必要がある。二辺挟角の制限(S:e≧6)を持ち出すまでもない。

3.正しい。
史跡や遺跡など、文化財に影響を与えない地点に移動するように留意すべきである。(文化財保護だけではなく、自然環境保護の場合も同様である。)

4.正しい。
立ち入り許可は、事前に得る必要がある。

5.正しい。
伐採量を減らすのは環境保全ばかりでなく、作業進捗にも寄与する。

 

 

解答 2



<H18-1-C:解答>

相互偏心による確定挟角を求める問題である。

問題文より、S(AB間の距離)が既知であるため、
公式 δ = sin-1 {(esinα+esinα)/S} を用いて計算する。
ただし、ρ″= 1/sin1″= 206264.8062…″ ≒ 2″×10 (問題文より)

公式に各数値を代入すると、次のようになる。
δ = sin{( 2.000m・sin300°+ 3.000m・sin60°)/1,000m}× ρ″
 = {(-1.732 + 2.598)/1,000}× ρ″ = -173″
※ρを用いなくとも、電卓で sin-1 を計算しても良い。

よって、偏心補正後の角Tの値は、次のように計算できる。(問題文によりXc=50″)
T = T′+ δ + Xc = 90°0′0″-(- 0°2′53″)+ 50″= 90°3′43″

 

 

解答 4



<H18-1-D:解答>

 

 GPS測量に関して、明らかに間違っているものを選択する問題である。

 

1.正しい。
問題文の通り。

2.間違い。
DGPSは、干渉測位ではないため、搬送波位相は測定せず、基準局の補正情報を移動局に転送して相対位置を求めるものである。

3.正しい。
問題文の通り。

4.正しい。
問題文の通り。

5.正しい。
問題文の通り。

 

 

解答 2


参考文献:公共測量作業規程

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB

(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2006