R04年度 測量士試験 午前 No11 水準測量
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<R04-No11:水準測量:解答>

 GNSS水準測量に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。

a. 間違い。GNSS水準測量では、3級水準測量が行える。これにより設置される水準点の区分は、3級水準点である。2級水準点は設置できない。

b. 正しい。問題文の通り。GNSS測量機による水準測量の適用範囲は、ジオイド・モデルの提供地域である。

c. 間違い。全ての電子基準点ではない。既知点として使用できるのは、電子基準点でも標高区分が「水準測量による」に限られている。

d. 正しい。問題文の通り。観測距離は6㎞以上、かつ40㎞以下であり、これには新点間距離も含まれている。なお、路線長は60㎞以下である。

e. 正しい。問題文の通り。使用機器に関しては1級GNSS測量機を基本として、観測距離が10㎞未満の場合に限って、2級GNSS測量機を使用することができる。


よって、明らかに間違っているものは1.a,cとなる。
解答: 1


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB (c) Matsubara.P.O 2020