<R03-No11:水準測量:解答>
GNSS測量による標高の測量マニュアル(H29.2)(GNSS水準測量)に関する問題である。
問題各文について考えると次のようになる。
1. 正しい。国土地理院が提供する高精度化ジオイドモデル、日本のジオイド2011(ver2.1)と衛星測位システムの充実により、GNSS測量機を用いたスタティック法で高精度に標高の測量が行えるようになった。このためGNSS水準測量の適用範囲はジオイド・モデルの提供地域である。
2. 正しい。作業規程の準則によれば、作業地域の気象条件によっては、GNSS観測を行わないように定めている。
3. 正しい。既知点の種類は、1〜2等水準点、1〜2級水準点、電子基準点(標高区分:水準測量による)である。
4. 間違い。GNSS測量機による水準測量は、スタティック法により5時間以上の観測を行う必要がある。これは、水平に比べて高さのバラツキが大きく精度が劣るためであり、長時間の観測を行うことで、観測データが多くなることやマルチパスなどの観測値に与える影響も平均化により軽減されるためである。
5. 正しい。原則として結合多角方式であり、既知点数は3点以上、路線の辺数は6辺以下、観測距離は6q以上かつ40q以下、路線長は60q以下である。
よって、明らかに間違っているものは4.となる。
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解答: 4 |
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