<R02-No2:法規・条約:解答>
世界測地系ITRF座標系に関する出題である。ア~オに当てはまる語句について考えると次のようになる。
ア:東経90度:X軸をグリニッジ子午線(経度0度)と赤道との交点方向に、Y軸を東経90度の方向に、Z軸を北極の方向としている。
イ:GRS80:ITRF座標系は、GRS80楕円体と整合するように作成された座標系である。
ウ:Z軸:楕円体の短軸は極半径(短半径)とも呼ばれる。Z軸の方向(北極方向)である。
エ:X<0,Y>0,Z<0:日本の位置はおおよそ東経122度から154度、北緯20度から46度の間である。このためITRFでは東経90度~180度未満まではXが-、Yは+、Zは北半球にあるため+となる。
オ:負,負,正:九州鹿児島県を例にとると、東経130度、北緯31度付近、北海道札幌市では北緯43度、東経147度付近である。これを図に描くと次のようになる。よって、九州から北海道に向かうベクトルは、Xが-、Yが-、Zが+となる。

よって、最も適当な語句の組合せは1.となる。
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解答: 1 |
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