<R02-No12:水準測量:解答>
水準測量の誤差に関する問題である。ア〜カの誤差を消去または軽減する対策について考えると次のようになる。
(ア) C:鉛直軸誤差
鉛直軸誤差はレベルの鉛直軸が傾いているために生じる誤差で、この誤差を軽減するためには三脚の特定の1本(2本)の向きと望遠鏡を、常に同一の標尺に対抗させるように据付け観測する必要がある。
(イ) E:標尺の零点誤差
標尺の零点誤差は標尺底面の摩耗などにより、零目盛の位置が正しくないために生じる誤差で、この誤差を消去するためには、測定回数を偶数回にする(出発点に立てた標尺を終点に立てる。往路と復路の標尺は交換する)必要がる。
(ウ) D:視準線誤差
視準線誤差は望遠鏡の視準線と気泡管軸が平行でないために生じる誤差で、この誤差を消去するためには、視準距離(レベルと前後標尺の距離)を等しくする必要がある。
(エ) A:標尺の目盛誤差
標尺の目盛誤差は標尺表面に印字された目盛位置が正しくないために生じる誤差である。この誤差を消去するためには測定回数を偶数回にする(出発点に立てた標尺を終点に立てる。往路と復路の標尺は交換する)必要がる。
(オ) D:球差
球差は地球が球面体であるために生じる誤差で、この誤差を消去するためには視準距離(レベルと前後標尺の距離)を等しくする必要がある。
(カ) B:三脚の沈下による誤差
三脚の沈下による誤差を減少させるためには、1級水準測量の観測方法、後視小目盛→前視小目盛→前視大目盛→後視大目盛(気泡管レベル、自動レベル)、後視→前視→前視→後視(電子レベル) で行えばよい。
※誤差の消去・軽減方法の中で、誤差(ウ)と(オ)に関してはその消去法がDであるため、これがわかれば、選択肢2.が選択できる。消去・軽減対策のAとEは誤差(イ)と(エ)に対する観測対策である。解答の選択肢の中で(エ)に対応する対策がAの対策しか選べないため、必然的に(イ)にはEの対策が入ることになる。
よって、最も適当な組み合わせは2.となる。
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解答: 2 |
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