<R01-No20:写真測量:解答>
リモートセンシング(以下、リモセン)に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。
a. 間違い。光学センサは可視・近赤外リモセンと熱赤外リモセンに分類される。可視・近赤外は太陽光が地上の物体に当たることで反射する可視光線や近赤外線を捉えて観測する方法。熱赤外は太陽光で暖められた地表から放出される熱赤外線を捉えて観測する方法である。どちらも雲がある場合は、地表で反射(放出)されるものが遮られるため観測できない。
b. 正しい。合成開口レーダとは、自ら電波を発出し、対象物から反射された電波を受信し映像化するものであり。能動型とは、地球観測衛星に載せられたセンサから自らマイクロ波(電波)を発射し、地表面から反射されるマイクロ波をとらえて観測地表面の状況や災害等の監視、降雨等の計測に使用される。受動型とは、地表面から自然に放射されているマイクロ波を観測する。自然に放射されるマイクロ波の強さは、海面温度、積雪量、氷の厚さ等の観測に適している。
c. 間違い。SARに使用される周波数帯はC(37.5〜75o),L(150〜300o),X(24〜37.5o)バンド(波長)がある。XバンドよりLバンドの方が波長は長く、波長の長い電磁波のほうが樹木などを透過しやすい。
d. 正しい。近赤外線は家電製品のリモコンや赤外線カメラなどに利用される。植生は太陽光の可視域(可視光線)の反射が低く、近赤外域の反射が非常に強いという分光反射特性をもつ。
e. 正しい。熱赤外線センサは太陽の光を浴びて暖められた地表の表面から放出される熱赤外線をとらえて観測する。放射の強さにより、地面や海の表面温度などが計測される。熱赤外リモートセンシングは、雲がなければ夜でも地表を観測することができる。
よって、明らかに間違っているのは、1.a,c となる。
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解答: 1
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